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佰拾肆夜 ページ18

―清華静真視点―

「そうだね」

ある程度の意見を聞いたところで御館様は肯定した

そして、那田蜘蛛山にあれだけの大きな事が起きたと言う事は
あの付近や浅草などではもう鬼舞辻の姿は消えており他に行ってしまったと予測した
そして、追い詰めたと思えば逃げる鬼舞辻がもどかしい
その上鬼たちはのうのうと生きながらえているとも

しかし、それと同時に僕たち柱はすごい精鋭がそろっており活躍を期待すると

「そしてもう1つ…私たちには最終の手札があるんだ」

御館様がそう言うと僕の方を見た

「静真、やはり間違いないんだね」

そして最終確認する様に確認をしてきたのだった

「はい、祖父にも確認しましたがほぼ間違いないかと…―」

僕がそこまで言うと”そうか”と短く返してきたと同時にまた周りを見渡すようなそぶりをした

「皆に伝えておく事があってね」

そこまでで一度言葉を句切ると一瞬だけ僕の方へと顔を向ける

「静真が継子をとった事は皆知っているね」

そして再び前を向いたと同時に周りに確認した

いよいよ柱の人たちにAの存在を明かす時が来たのだ

彼女がどういう存在なのか、鬼殺隊にどう影響するのかを…

「てめぇの妹なんだろぉ?」
「派手に才能もあるとも聞いたぞ、それに美人だともな」
「将来の柱候補!期待している!」

それに事情を知らない実弥くん、宇随さん、杏寿郎くんが反応する

「彼女はただ才能があって継子にしたわけじゃないんだ」

それにそっと御館様は口を開くと付け加えた

「Aはね、鬼舞辻に狙われているんだ」

と…

その瞬間柱の顔色が変わるのが分かった
そして、”何故?”と言う疑問も

「Aは鬼舞辻から守るべき存在であり人質でもある」
「どういう事ですか、御館様!」
「静真、説明しろ」

御館様のさらなる説明で柱の人たちからは驚きと謎だと言った雰囲気が見て取れた

まぁ、無理もないよね…
急にこんな事言われても…

「皆が不思議に思い、困惑するのは分かっている」

そんな周りに声色を変えず続ける御館様

「彼女は…Aは月子だ」

そして、ついにその名前を口にしたのだった

佰拾伍夜→←佰拾参夜



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エラ(プロフ) - 栞乃さん» 誤字指摘ありがとうございます!確認してたのに気づいてませんでした笑 (2021年1月9日 22時) (レス) id: 2ccec68a2d (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - 玖拾捌夜のヒノカミ神楽「演舞」ではなくて「円舞」ですよ! (2021年1月9日 22時) (レス) id: 8c5f3cdf03 (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - 桜蝶さん» 返事が遅くなり大変申し訳ありません。ありがとうございます。そうなんですね!3つも執筆しているなんてすごいですね!私は1つのシリーズでも大変だと思ってるのに…笑 支障がなければで大丈夫ですよ! (2020年6月26日 14時) (レス) id: 8b38394c2b (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶 - とても面白いですね! 更新、頑張ってくださいね? 鬼滅の刃にハマっていて私も鬼滅の刃の小説を3つ書いてます。←良かったら教えますか? (2020年6月1日 20時) (レス) id: f12d7ff414 (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - 有栖さん» メッセージありがとうございます!私も早く絡ませたいです!道のりまだまだ長いですが…笑 (2020年5月21日 21時) (レス) id: 8b38394c2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エラ | 作成日時:2020年4月23日 20時

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