潔癖男子【東リべ】【男主】

潔癖が2人。（修正済） ページ3

⋯⋯⋯え？



「 え、今⋯いま、なんて⋯」



「 ⋯お前は何度も言わないと日本語を理解できないのか？それか難聴なのか。



僕は優しいからもう一度言ってやろう。黙れ。その虫唾が走るような声で僕に話しかけるな」




⋯⋯⋯⋯いま、彼なんて言ったのかしら。聞き間違い？




そうよ。彼がきっとそんなこと言うはずがないもの。きっと彼は私に挨拶でもして、私がしばらく耳掃除をしていなかったから変な言葉に聞こえただけで⋯⋯



そう。そうよ。きっと彼は道端に生えている草花にも優しさも注げるような人よ。だって、私の運命の人なんだから。




「 ⋯ごめんね。ちょっと今耳が悪いみたいでさ、改めて自己紹介するね。私は」



「 ⋯⋯おい。おいおいおいおい。⋯おい！

何故だ？何故お前は1度で足りず、2度も注意をしてやったのにそう聞き分けが悪いんだ？

耳の穴かっぽじってよォく聞けよこの醜女。お前は道端に捨てられたぐっちょぐちょのティッシュよりもかけられる慈悲がないんだ。分かるよな。そんなやつに何故この僕が何度も何度も話しかけられなければならない？

僕をストレスで爆せさせたいのか？とんだ鬼畜野郎だな。あとさっきから思っていたが、お前口臭がとてつもなく酷いな。僕の鼻が利いているだけなのかは知らんが、近寄らんでくれ。

お前と話すのは今日が初めてだが金輪際僕に話しかけないでくれ以上だ」





？なんで、そんなことを言うの？私たち、運命で繋がれているのよ？貴方は私の運命の人。貴方の運命の人も私。でしょう？


⋯⋯ああ分かったわ。きっと彼は誰かに脅されているのね。きっとそうよ。好きでもない女に言い寄られて迫られて脅されて⋯きっと、ほかの女に話しかけられたらそう言えって言われたのね。


可哀想に。きっと優しいあなたはそんな女を突き放すことができなかったんでしょう？私にはわかるわ。ええそうよ。きっとそう⋯⋯───────












「A⋯⋯⋯⋯A⋯⋯⋯」



「私の⋯⋯⋯」



「あたしの⋯⋯⋯」



「うちの⋯⋯⋯」












「運命の、人」












クラスの大半が、彼を見つめた者が、者たちがそう想った。



AA。彼は嫌いな者にキレやすく、そして、初対面の者に、運命を抱かせやすい。

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ステータス【渾名】【称号】に追加項目が発生する可能性大

あと十数名の【運命の人】認定で新しい【渾名】【称号】を獲得

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