ウラバナシ ページ21
勝利side
雑誌の撮影中、Aの近くに行くと何かを口ずさんでいた。
勝利「A、なに歌ってんの？」
『あ、勝利くん！今、新曲考えてたの。』
勝利「へー。じゃ、ちょっと歌ってみてよ。」
『えー。まだ完成してないけどそれでも良いんだったら…』
そう言って彼女は歌ってくれた。
《「I didn't mean to hurt you.」
だけど Break your heart 約束さえも破ってしまった
喉に引っかかった "I'm sorry"
素直に言えずに 終わりを告げたね
あの頃 分かっていたのなら
まだ未来は 続いてたのかな
嘘にまみれた私を 愛してくれた君は
今も愛してくれるのかな》
勝利「…すごいね。これ。」
『ありがと。コンセプトは"本音を伝えられなかった彼女"みたいな感じなんだよね』
勝利「これ誰かをイメージして作ったりしたの？」
そう言うと一瞬固まったA。
勝利「…なに、そんなに固まる人で考えてたの？笑」
『ち、違うの！ただ身近にいた男の人が勝利くんだったからちょっと題材にしただけで…』
あたふたしながら言い訳をする。言い訳になってないけど。笑
勝利「でも本当の俺はこんな悲しい思いさせないけど。」
『へっ？』
俺がそう言うや否やAの頬がみるみる紅潮していく。
『っ、勝利くんのことを考えて書いた訳じゃないから！』
勝利「あれ？さっき俺を題材にしたって言ってたけど？こーゆー時こそ本音を言わないと笑」
『…分かりました！正直に言います！…勝利くんがこの曲の彼氏役の人ですぅ！』
ほっぺを膨らませてそう言ったA。
勝利「…なに、スネてんの？笑」
『だって勝利くんが言えっていうから！』
勝利「仕方ないじゃん笑…でも嬉しいよ？俺を題材にしてくれて。」
『そうなの？』
勝利「うん。だから、この曲が出来上がったら俺に一番最初に聞かせてね？」
『うん！分かったよ(*^^*)』
無邪気に笑う彼女を見て、"俺の方が本音を伝えられてないな"なんて思ったことはまだ秘密。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - セクゾ大好きです聡君と勝利君とマリちゃん寄りのオールです最高ですpart１から見てます (2019年1月5日 17時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
はれもす｡ - プール回ありがとうございます！シチューが良すぎて…！あと、最新話でそーちゃん恋に落ちたんですね！？急展開ｯｯｯ続きが楽しみです！笑 (2018年11月13日 1時) (レス) id: d4628e323a (このIDを非表示/違反報告)
はれもす - お泊まり回最高でした！楽しみにしてます！ (2018年8月15日 5時) (レス) id: 043532b089 (このIDを非表示/違反報告)
はれもす(プロフ) - こんにちは！コメ失礼します！更新ごとに読ませてもらっています！作品が素敵すぎて私の語彙力がどこかに消えました笑笑これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年6月27日 0時) (レス) id: 57945fb07d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sugar sun | 作者ホームページ：http://sugar sun
作成日時：2018年6月1日 23時
