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Kento side
温泉に入り部屋に戻ると
まだAは戻ってきてないみたいだ。
テレビをつけてAが帰ってくるを待つ。
数分後
ガチャっと扉が開く音がして
Aが
『ただいま〜遅くなっちゃった！ごめんね！』
と言って帰ってきた。
「おかえり〜」
振り返ってAを見ると
不覚にもドキッとしてしまった。
濡れた髪を無造作にあげて
ノーメイクのA。
じーっと見とれてしまった俺に
『ノーメイクだからあんまり見ないでよっ』
と言い
少し照れたように顔を隠した。
「ほんっとかわいいなAは」
『え？』
俺はAを抱きしめた。
『ちょ、健人？』
「だめ？」
少し戸惑うA。
『…いいよ』
触れるキスから大人のキスへと変わる。
シャンプーの甘い香り。
Aの全部が愛おしく感じる。
布団にAを押し倒す。
徐々に浴衣の帯を緩めていく。
俺らは甘い夜を過ごした。
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作者名：すずめ | 作成日時：2018年4月26日 21時
