青薔薇の恋。Kento.N (ページ27)

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ケータイページ27

健人の熱も下がって

今日は2人でゆっくり休日を過ごしている。

ソファでゴロゴロしながらケータイをいじっていると

テーブルに座っている健人が

「なーにしてんの」

と私の隣にきた。

ケータイを閉じて

『なにもしてないよー』と答えると、

「誰かから連絡きたの？」

あ。Jealousy健人だ。

『いや、友達と連絡とってただけだよ。』

「男？」

『違うよ、女の子。』

「ふーん。」

なんかすごいふてくされてる。

「お前さ、スキありすぎ。
気をつけろよ？」

『なんで急に？』

「この前メンバーでAの話になったの。」

『え、うん。』

「その時みんな超お前のこと褒めまくってて。

いや、嬉しいんだよ？嬉しいんだけど、

ちょっと嫉妬した。」

『でも、健人の彼女として褒めてもらえるなら

私は嬉しいけどな』

「だってさ、女性に対する価値観が

一緒っていうことは

いずれライバルになることもあるわけじゃん？」

『うーん…』

「だったら、周りからは

何であんな子好きになったの？

って言われるぐらいがちょうどいい。

俺だけがAの魅力理解してればいいんだからさ。」

『ふふっ健人っぽいね笑

Mr.Jealousy発動。』

「だからあんまり、俺のこと嫉妬させんなよ？」

『健人もだよ！』

「俺はお前しか見てないから安心しろ♡」

『違う！私だって健人がいろんな人と

ラブシーンあって嫉妬するよ。

この前は平祐奈ちゃんと。

今度は中条あやみちゃんでしょ。』

「演技してる時、お前のこと考えてやってるの

知らなかった？」

『え？』

突然の健人の言葉にびっくりする。

「お前が相手だと思ってやってんの。

でもAはちゃんと

俺の仕事理解してくれてるんだよな。

ありがとね。」

そう言ってわしゃわしゃと私の頭を撫でる。

『だって、健人の彼女だもん』

「ふふっほんとお前が彼女でよかったって思うよ。」

『私も、健人と出会えてよかった

健人のこと好きな人たーくさんいるのに

私を選んでくれてありがとう。』

「なにかわいいこと言ってんだよ笑

俺はずっとお前しか見てなかったよ？」

『これから先もずっと、私だけしか見れないようにしてあげる。』

「楽しみだなー。笑

ってかお前、俺がいうようなセリフ

言えるようになったんだな笑」

『お前は俺のシンデレラだよ』

「やめろ！笑」

楽しい休日。

ひと回り成長した私たちでした。