青薔薇の恋。Kento.N (ページ19)

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17時。

ちょうど夕日が見える。

海と夕日最高の組み合わせ。

2人で砂浜を歩きながら夕日を見る。

『もう日が落ちちゃうね』

健人とのデートが終わっちゃうと思うと

少し寂しくなる。

「俺はAに落ちそうだけどね」

『そういうこと、普通に言うんだね』

少し照れてしまった私。

「こういう彼氏だけど、これからもよろしくな」

そう言って私に笑いかける健人。

『はい。よろしくお願いします』

お互い笑い合う。

「A」

突然私の名前を呼んで立ち止まる彼。

『ん？』

「これから俺はまたAを不安にさせることもあるかもしれない。

でもこれだけは信じて。

俺はずっとAしか見てないから。」

『うん。信じてるよ。』

「あともう一つ。

寂しい時は寂しいって素直に言うこと。

あと、おはようのチューと行ってきますのチューは絶対だから。」

『ひとつじゃないじゃん笑』

「いいんだよ笑

わかった？」

『うんわかった。

じゃあ私からも。

朝私が起こした時ちゃんとすんなり起きること！』

「それは無理だな～。笑

朝くらいお前とイチャイチャしたいから」

『…』

「何照れてんの笑

かわいすぎ。」

そう言って私を引き寄せ抱きしめる健人。

少し離れて

俯く私の顔を片手で上げられる。

だんだんと近づいてくる彼の顔。

目を閉じ

２つの影が重なる。

今日も最高のデートになりました。

ありがとう健人…