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まず最初に来たのは
江ノ島水族館！
「A水族館好きって言ってたもんな」
『うんっ大好き！よく覚えてたね😳』
「Aのことなんだから
覚えてるに決まってるだろ」
さらっときゅん台詞を言っちゃう健人。
そんなところも大好き。
『ありがとうっ』
そう言うと
さりげなく手を繋いでくれる健人。
『ふふっ』
嬉しくて思わず笑ってしまった私。
「なに笑ってんの笑」
『なんでもないよ』
「ふーん」
また企み顔。
健人には私が何を考えているか
なんでもわかるみたいです。
最初に来たのはイルカショー。
「どこに座ろっか」
『真ん中らへんにしよ！』
「そうだね」
私たちは真ん中らへんの席に座った。
隣に健人がいることが
なんだかすごく嬉しくて
ついケータイで隠し撮りしてしまった。
カシャ。
「え？今撮っただろ！笑
みせろ！」
『撮ってないよ！笑』
ケータイを取ろうとしてくる健人。
「わかった、じゃあ消さないから見せて」
『…はい』
「ほら撮ってんじゃん笑」
『だって嬉しいんだもん
久しぶりデートできて』
「俺も嬉しいよ。やっと休暇取れて
一緒に過ごせるんだもんな」
『うん…』
「今日は超がつくほど楽しませてやるから。
あ！イルカショー始まった！」
イルカショーを見た私たちは魚コーナーへ。
『わぁ〜めっちゃきれい』
「あれ？これ、Aに似てない？」
真顔で言う健人。
見てみるとそこにはおでこが突き出てる魚。
『似てないよ！笑
ひどい笑』
「ははっ
うそうそ笑」
『どっちかというと健人に似てるよ』
「はぁ？どこがだよっ笑」
ぺしっと優しく頭を叩かれた。
こんなやりとりさえも愛おしい。
一通り回った私たち。
時計を見ると12時過ぎ。
「そろそろお腹すいたな。
せっかくだし海に行って食べない？」
『食べたい！海いこ！』
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作者名：すずめ | 作成日時：2018年4月26日 21時
