青薔薇の恋。Kento.N (ページ11)

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夜ページ11

お風呂を上がった私はリビングへ。

すると健人はもう寝室にいた

「おっ、おかえり」

『ただいま～ってお風呂はいってただけだけどね笑』

「ははっそうだな!
お前髪の毛ちゃんと乾かさないと風邪引くぞ？
おいで、乾かしてあげる」

そう言って私の手を引いてリビングへ。

「はい、ここ座って」

『はい…』

なんだか慣れない私はぎごちなくなってしまう。

優しく髪を乾かしてくれる。

「女性は髪の毛大事だからな
てかめっちゃいい匂いAの髪」

『洗ったばっかりだもん笑
臭かったらどうする？笑』

「ははっ
確かにな!笑
俺シャンプーの香りすきなんだよね
まぁ、俺はAの匂いだったらなんでもすきだけど」

『そう言うこと普通に言うんだね』

「こういう彼氏だけど、これからもよろしくな」

『はい、よろしくお願いします笑』

笑いに包まれる空間。幸せ。

「よしっ乾いた!」

『ありがとう!』

「じゃあそろそろ寝よっか」

『そうだね』

健人の背中を追いかけて寝室へ行く。

背中を見ていたら

突然甘えたくなった私。

きゅっと健人のシャツを引っ張った。

「ん？どした？」

それに気づいた健人は振り返って私を見る。

『…なんか、急に甘えたく…なった。』

普段はあんまりこんなこと言うのが

慣れていない私は片言で伝える。

ははっと笑う健人。

「もっと甘えてよ。」

そういうとぎゅっと抱きしめてくれる。

『…』

「かわいいなぁお前は。
ほんと、ボニータみたい。笑」

『ボニータと一緒にしないでください笑』

「どうする？今日一緒に寝る？笑」

寝るはずだったのにからかって聞いてくる健人。

『…』

あえて何も言わないでみた。

「俺と一緒に寝たら朝まで寝かさないよ？」

『え』

「それにー、ずっとお前から離れないけどいい？」

『は？』

「じゃあ決まりな!ベッド行くよ」

『え、ちょっとまって！』

何も言ってないのに

強制的にベッドに連れて行かれる。