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JN「ナムジュナは昨日からずっと
仕事に追われていてあの部屋にいた」
その追われていた仕事は、と言って出された紙に
私たちは見覚えがあった
紙の素材、そして文章のこの訛りが
これが何なのかを物語っていた
JK「まさかあの時の手紙？」
JH「いや、だとしたら文章がみんなで見たのと違う
この前とは違う手紙だ」
ホソクさんが文字の列を指でなぞると
筆跡や言葉遣いは同じものの文章は違っていた
皆の視線が私に集まり
この文章を訳すように促された
難しい言い回しが何箇所にも見受けられて
頭の中で整理しながら言葉を紡いだ
「戦の準備は整った
剣を交える日も遠くはないだろう、です」
TH「準備って…何をしたの」
戦という言葉に不穏を抱きながらも
皆目の前の事態を考えた
しかし誰一人として心当たりのある人はおらず
腕を組んで考え込むだけだった
そんな時、何か思い出したように手を叩いて
声を出した人がいた
JH「…！まさか、ナムジュナの言ってたことって
このことと関係があるのか…」
YG「ホソガ心当たりでもあるのか」
ホソクさんは唾を一度飲み込んでから
神妙な顔つきで話し出した
JH「ナムジュナに軍事的な話があるからって
俺だけ呼び出された日があって
そこで聞かされたのが“皇太子殿下の誘拐”だった」
JM「皇太子殿下が？！何でそんなこと」
私たちの東国の皇太子殿下は
活発でよく剣の練習をしていた姿を思い出す
歳はまだ幼くて十にも満たなかったはずだ
東国の皇帝陛下にとっては唯一の息子で
沢山の姉上方にも見守られていたはずだった
何故そんな中誘拐できたのだろうか
またその目的は何なのだろうか
JH「ナムジュナが言うには
皇太子殿下を間に挟むことで話が繋がりやすいんだ
なら普通は力の弱い女の人を連れて行くのが
妥当だろうな
皇女様を連れて行かなかったのは
国の唯一の跡継ぎだったから殺されたらまずいから
きっとそれを狙っていたんだ」
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riri***(プロフ) - よかったです！これからも応援し続けさせてもらいます！頑張ってください！ (2020年10月24日 19時) (
レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
Kaede.0807(プロフ) - わたしは、このお話が大好きです。可能であれば、続けて欲しいです!! (2020年10月17日 7時) (レス) id: 3d85b18928 (このIDを非表示/違反報告)
riri***(プロフ) - 初めまして！楽しませてもらってます！更新応援しています！自分のペースで構いませんし、更新してくださるだけで嬉しいので、これからも続けてほしいです！頑張ってください！ (2020年10月11日 23時) (レス) id: 0ef22f108d (このIDを非表示/違反報告)
ねねね(プロフ) - 自分はすごく好きです！これからも更新を楽しみにしていますので、お身体に無理のないように頑張って下さい！応援しています。 (2020年10月11日 21時) (レス) id: 0c340b5360 (このIDを非表示/違反報告)
ミステリアスなもち(プロフ) - 本当に楽しみに読ませていただいてます。なんのお力添えにもなれませんが、ぜひ続けていただけると嬉しいです。長編を続けるのは大変だと思いますが、無理なさらずお体に気をつけてください。 (2020年10月11日 17時) (レス) id: b3f61dbd4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日陰 | 作成日時：2020年10月10日 20時
