俺の娘、嫁にさせてくれ【米津玄師】

ふぉと！これすこ？　米津side ページ45

午前８時


朝起きて着替えて仕事の準備が終わって


―――――終わったところで仕事はしてない


Aの寝顔が可愛すぎて

もう３０分近く眺めている


そっと頬を撫でると手に顔を押し付けてきた

「ん

んゅー

んにゃあ｣

米｢…A？｣


「んふう………

ふゆう……

くああぁ｣

俺の声に答えることなく欠伸をした


米｢…可愛いなぁ｣


キャーキャーと子供の声が聞こえた

カーテンを開けると幼稚園に行く最中の子供がいた


米｢…………………………………｣

そっとカーテンを閉めた


「玄師さん…？｣


カーテンから差し込む光で目が覚めたAが寝ぼけ眼でこっちを見ていた


米｢あ、ごめん

起こしちゃったね｣

「何見てたの？｣

米｢あ………

えと、別に？

猫がいたから見てただけ｣


「ごめん

お待たせ｣


俺はいつもAと一緒にご飯を食べる

だからご飯を食べるまでAの寝顔を見ている


米｢食べよっか｣

「食べる｣

ばっとベットから飛び降りてガタンと床に落ちたA

米｢Aっ！！｣

「？｣

何事もなかったような顔で目をぱちくりさせる


前までアパートの部屋に布団を敷いて寝ていたので

間違えて落ちてしまったんだろう


でも、痛みに関心を示さない


もしかして




自閉症………？

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