132話 ページ8
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デュース「あいつ、一体何言って...」
デュースが身を乗り出して覗き込む。
黒死牟「途絶えたのだな...継国の名は...」
『...継国？誰のことだ？』
黒死牟「何百年も...経っているのだ...詮方なきこと...」
なんだ、コイツは先程からなにを言っている。
黒死牟「私が人間であった時代の名は...継国巌勝...」
スっと、静かに人差し指を口元に近づける黒死牟。
黒死牟「お前は...私が継国家に残してきた...子供の末裔...
＿＿＿＿つまりは、私の子孫だ...」
「「「！！？！」」」
フロイド「は？？...は？？？？」
ラギー「なん...え、は...なに、え...？」
イデア「は...？つまり、え...？......この、黒死牟って鬼は、A氏の、おじいちゃ...先祖？」
室内にいる彼らは混乱する。
嘘だろう、と口元を手で覆う人間も。
『...』
落ち着け。取り乱すな、関係ない。
始まりの呼吸の剣士がなんだ、そんなのもう既に身の回りに居るじゃないか。
脳裏に浮かぶのは、いつだって優しく笑いかけてくれた炭治郎。
『...』
スウ、冷静さを取り戻した彼女は手の震えも収まり真っ直ぐに黒死牟を見据えた。
黒死牟「うむ...精神力も、申し分ないようだ...ほんの一瞬で...動揺を鎮めた...」
＿＿＿＿ドン！
一気に間合いを詰める。
【霞の呼吸 弐の型 八重霞】
黒死牟「中々に良き技だ...」
『！！』
【霞の呼吸 伍の型 霞雲の海】
＿＿＿＿フッ...
『ちっ...』
彼女が幾ら洗練された技を繰り出そうともまるで通用しない。
次の瞬間にはなんてことの無かったように背後に立っているのだ、この男。
黒死牟「A...歳の頃は十四辺りか...その若さ、女人でありながらそこまで練り上げられた剣技...見事だ。」
レオナ「あ゛？テメェ今なんつった、おいゴラあ゛ぁん？」
黒死牟の言葉に地を這うような低い声を出すレオナ。
彼は女人でありながらという言葉にいち早く反応した。
コイツ、ここまで来てバカにしているのか。
女性を重んじる風潮にある夕焼けの草原の王族は、男尊女卑の風潮が根強い時代の武士の言葉にビキリと青筋を浮かべた。
(戦国だもの)
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神楽 - え、ちょ、ん？神であらせられますか？一気見してもうほんとに好きな作品なのでコメント？させて頂きました！あのぉ本当にこの作品を書いてくださりありがとうございます私はもうこれがあるから生きているといっても過言ではありませんつまりはこれからも頑張って下さい (4月22日 23時) (
レス) @page50 id: c039794659 (このIDを非表示/違反報告)
英伶奈(プロフ) - 初めまして！コメント失礼します！こちらの作品凄く大好きで愛読させて頂いております！番外編も是非見てみたいと思っています。宜しければパスワードを教えて頂きたいです！ (3月16日 19時) (レス) @page50 id: 282fb023ab (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 死ぬほど泣きました。本当に素敵なお話でした。続き出来ましたらぜひ読ませていただきたいです。本当に素敵な作品をありがとうございます。 (6月6日 0時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - す…すごすぎる…！！まさか「ユウ」に繋がるだなんて…！ここまで一気見でした…。生まれてきてくれてありがとうございますホントに…。もっと早く見つけたかった…！！！！ (2023年4月7日 16時) (レス) @page40 id: c70cf10f64 (このIDを非表示/違反報告)
白郡(プロフ) - 最高でした！！日付跨いで一気見してしまった…神ですか？神なんですね？存在してくださってありがとうございます。何故この作品にもっと早く出会えなかったのか、、ちくせう… (2023年3月30日 0時) (レス) @page49 id: 91ba7dddf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいしいくじら
| 作成日時：2021年4月14日 4時
