156話 ページ32
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なんだなんだと視線を向ける生徒たちに、ウォホンと咳払いをして向き直るクロウリー。
クロウリー「いいですか、この魔法は言わば"等価交換"に値するものなんです。」
フロイド「は?等価交換?」
クロウリー「そうです。例えばの話ですよ。今君が着けているそれ!そのピアスを監督生さんのように向こうの世界に送るとします。」
フロイド「ウン。」
クロウリー「すると向こうの世界の同等の質量の物が、こちらに送られてくる必要があるんです。そのピアスと釣り合った、同等のものが。」
フロイド「...え、待ってそれってつまりさぁ...」
クロウリー「貴方達が向こうの世界に監督生さんを送ったことによって、向こうの世界の人間がまた1人此方の世界に迷い込んでしまったということですよこのアンポンタン!!!」
「「「はあぁぁあぁあ!?」」」
フロイド「ちょ、それやばくねぇ!?」
クロウリー「だから!!!私は!!!やめろと!!!止めたんです!!!」
フロイド「先に言ってよせんせぇ!」
クロウリー「言い終わる前に発動させてのだぁーれ!?」
フロイド「おいコラトド野郎!」
アズール「お前もですよ馬鹿野郎!!」
アズールにスパーン!と頭をハッ倒されるフロイド。
その傍らでは周囲に「僕の片割れが申し訳御座いません...」と、ペコペコと頭を下げるジェイドの姿が。
宛らその姿はわんぱく小僧を子に持つ母親のようで。
次からは人妻・リーチと呼ぶべきである。
リドル「ケイト!グリム!エース、デュース!」
ケイト「ひぇぇ〜っリドル君ガチ怒!」
エース「ごめんってりょうちょー!」
デュース「すっ、すんませんっしたっ!!」
グリム「ふなぁ!」
ラギー「アンタアンタアンタぁぁあ!!」
レオナ「ちっ」
ラギー「舌打ちしとけばなんとかなると思わないで欲しいっすね!?」
イデア「生まれてきてスン↓マセーン↑!!」
オルト「兄さん、しっかり!」
ギャイギャイワイワイ。まさにカオスである。
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一方その頃。
____ドサッ...
月明かり差し込む深夜の保健室。
コンコンと眠り続けるAの傍らに、1人の人間が何も無い空間から落ちてきた。
「いっっってぇ...ここ何処だ...って、」
ハク、とその人影は息を呑む。
「_____A...?」
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神楽 - え、ちょ、ん?神であらせられますか?一気見してもうほんとに好きな作品なのでコメント?させて頂きました!あのぉ本当にこの作品を書いてくださりありがとうございます私はもうこれがあるから生きているといっても過言ではありませんつまりはこれからも頑張って下さい (4月22日 23時) (レス) @page50 id: c039794659 (このIDを非表示/違反報告)
英伶奈(プロフ) - 初めまして!コメント失礼します!こちらの作品凄く大好きで愛読させて頂いております!番外編も是非見てみたいと思っています。宜しければパスワードを教えて頂きたいです! (3月16日 19時) (レス) @page50 id: 282fb023ab (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 死ぬほど泣きました。本当に素敵なお話でした。続き出来ましたらぜひ読ませていただきたいです。本当に素敵な作品をありがとうございます。 (6月6日 0時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - す…すごすぎる…!!まさか「ユウ」に繋がるだなんて…!ここまで一気見でした…。生まれてきてくれてありがとうございますホントに…。もっと早く見つけたかった…!!!! (2023年4月7日 16時) (レス) @page40 id: c70cf10f64 (このIDを非表示/違反報告)
白郡(プロフ) - 最高でした!!日付跨いで一気見してしまった…神ですか?神なんですね?存在してくださってありがとうございます。何故この作品にもっと早く出会えなかったのか、、ちくせう… (2023年3月30日 0時) (レス) @page49 id: 91ba7dddf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おいしいくじら | 作成日時:2021年4月14日 4時