140話 ページ16
.
トレイ「リドル、今日も持っていくのか?」
リドル「...ああ。トレイの美味しいお菓子の匂いがするなら、彼女だって起きてくれるかもしれないだろう?」
トレイ「ははっ、そうだと嬉しいな。」
放課後のハーツラビュル寮、何でもない日のパーティーの終わりにて。
リドル達は白く小さな箱にせっせとスイーツを詰めていた。
理由はひとつ。未だ眠り続けるAの元へ持っていくためである。
ケイト「んーっ!どれも美味しかったし、きっとAちゃんもお腹鳴らして起きてくれるよ!」
トレイ「ありがとうケイト。そう言ってもらえて嬉しいよ。」
エース「仕方ねぇから俺の分のチェリーパイも入れといてやる。」
デュース「僕はチョコレートケーキだ。」
リドル「...僕は、イチゴのタルトを。」
ケイト「じゃあじゃあ、けーくんは取っておきのキッシュを入れちゃう!」
それぞれが己の好物を彼女の為にと箱に詰めていく。
一人一人の想いの詰まった小さな箱は、キラキラと光り輝く宝石のようで。
トレイ「...そろそろ、お前の「美味しい」って声も聞きたいよ。A。」
____早く、目を覚ましてくれ。お前の好物を沢山作って待ってるから。
(想いの詰まった宝石箱)
1335人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神楽 - え、ちょ、ん?神であらせられますか?一気見してもうほんとに好きな作品なのでコメント?させて頂きました!あのぉ本当にこの作品を書いてくださりありがとうございます私はもうこれがあるから生きているといっても過言ではありませんつまりはこれからも頑張って下さい (4月22日 23時) (レス) @page50 id: c039794659 (このIDを非表示/違反報告)
英伶奈(プロフ) - 初めまして!コメント失礼します!こちらの作品凄く大好きで愛読させて頂いております!番外編も是非見てみたいと思っています。宜しければパスワードを教えて頂きたいです! (3月16日 19時) (レス) @page50 id: 282fb023ab (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 死ぬほど泣きました。本当に素敵なお話でした。続き出来ましたらぜひ読ませていただきたいです。本当に素敵な作品をありがとうございます。 (6月6日 0時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - す…すごすぎる…!!まさか「ユウ」に繋がるだなんて…!ここまで一気見でした…。生まれてきてくれてありがとうございますホントに…。もっと早く見つけたかった…!!!! (2023年4月7日 16時) (レス) @page40 id: c70cf10f64 (このIDを非表示/違反報告)
白郡(プロフ) - 最高でした!!日付跨いで一気見してしまった…神ですか?神なんですね?存在してくださってありがとうございます。何故この作品にもっと早く出会えなかったのか、、ちくせう… (2023年3月30日 0時) (レス) @page49 id: 91ba7dddf1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おいしいくじら | 作成日時:2021年4月14日 4時