近界民が36匹 三雲side ページ37
柊は僕がリーダーだと正確に見抜いていた。
空閑や千佳の望みならやるが、本当は空閑にやってもらいたい。
そんな俺の心境も柊は見抜いているだろう。
だからこそ、チームに入って欲しい。
ボーダー隊員だがボーダー隊員ではないと言う訳のわからない説明で終わってしまったからきちんと言いたかった。
それに、空閑に生きる理由を与える。
そんなこと、僕1人でできるとは思っていない。
でも、多分柊は入ってくれないだろうな。
柊｢･････悪いな。俺はお前達のチームには入れない。｣
やはりか。
僕の隣で空閑と千佳もそう思っていたのか、何も言わなかった。
三雲｢･････訳だけ聞いていいか？それとも、まだお前の話を聞くには資格が足りないか？｣
僕が聞くと柊は笑って(ほとんど無表情)首を振った。
柊｢違う違う。資格がないわけでも、お前達だから話せないわけでもない。ただ、俺自身が怖いだけだよ。｣
･････今、柊とは一生無縁だと思っていた言葉が本人の口から出たような気がした。
空閑｢怖い？何がだ？｣
柊はほんのりと笑って(無表情)右手を抑えた。
よく見ると、右手が震えている。
柊｢･････俺の事情は俺の一任で話していい内容じゃない。･････俺は本当は生きていることすら許されてはいけないんだよ。｣
自嘲気味に柊は言った。
･････生きていることすら許されてはいけない？
どういうことだ？
柊｢･････とりあえず、俺の事情は話せない。それに、今現在三雲隊で1番強い空閑でも俺には勝てないよ。｣
柊は僕達に先程の言葉を質問させないようにするためか、空閑を挑発するようなことを言った。
柊｢･････とりあえず、俺の肩書きを教えといてやる。｣
柊は何処からともなくトリガーを取り出して起動させた。
黒いローブが柊を覆う。
肩にはA 00の文字が。
｢なっ！？｣
柊は真っ直ぐに俺の目を見て言った。
柊｢･････俺はA級0位、柊 Aだ。そこいらのA級よりは強いつもりだ。まぁランク戦に出たことはないがな。｣
A級に0位！？聞いたことないぞ！！
でも、実際に柊の肩にはそう書いてあった。
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ちひろ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！！林藤さんに至っては寝ぼけていました！！すいません！嵐山さんはオリジナルタグがついたままの時に著作権かなんかで引っかかったのでそうさせてもらっていました。すぐに直したいと思います。ありがとうございましたv(´∀｀*v) (2015年7月10日 18時) (
レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
くだります - 「林堂」じゃなくて「林藤」ですよ！あと「あらし山」なんですか？「嵐山」じゃないんですか？ 更新頑張ってください！ (2015年7月10日 17時) (レス) id: 757f1e52e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ありがとうございます！！頑張ります(・ω・)ゞ (2015年7月4日 19時) (レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
レイシス(プロフ) - ちひろさん» いえ。更新頑張ってください (2015年7月4日 0時) (携帯から) (レス) id: 729f0fbf16 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 消えました！！レイシスさん、ありがとうございます！！！ (2015年7月3日 23時) (レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖矢ちひろ x他1人 | 作成日時：2015年5月15日 19時
