近界民が11匹 主人公side ページ12
とりあえず放送室を出た俺は制服の下にしまっていたリングとチェーンを引っ張り出した。
これを使うということはもう城戸さん達を騙せないということ。
俺が持っている両親の形見が黒トリガーだとバラすことになる。
「、、、トリガー起動。」
でも、たとえバレてこの黒トリガーを手放すようなことになっても、俺は生徒会長だから生徒を守らないといけない。
『戦闘体生成。トリガー起動完了。』
俺の体を黒いローブが包んだ。
フードで顔を隠すと流石に誰かわからないだろう。
ズシリと背中に本部では弧月と呼ばれる剣が現れた。
色は本部の物とは違い、真っ黒。
俺はSEを意識的に広げた。
校舎のうち、どこが1番被害を受けているか。
ぼんやりながらもそこに向かうと数人の生徒が近界民に襲われていた。
生徒「きゃあーーー！！！！」
生徒「嫌だ！！来ないでよ！！」
生徒は全部で5人。
近界民は1匹。
「楽勝だな。」
俺は生徒達を近界民からかばう様にして間に入った。
ギギギッ
振り下ろしてきた爪を片手で受け止める。
近界民は一瞬行動を止めるも、攻撃を続けてきた。
しかしその攻撃は届くことなく近界民の弱点である目が真っ二つに割れる。
俺は振り下ろした手刀をゆっくりと上げてため息をついた。
呆気ない。
生徒「ボーダーだ！！！助けに来てくれたんだ！」
生徒「助かったの、、、？」
俺の後ろで生徒が騒ぐ。
騒ぐ暇があったら避難してくれと切実に思ったが口には出さない。
声を出したら俺だと一発でばれてしまう。
モールモッドみたいな雑魚なんかに黒トリガーの武器はもったいない。
文字通り手だけで十分だ。
、、、でも、C級の三雲はそうはいかないだろうな。
何しろ訓練用トリガーだし。
後ろの生徒が避難したのを確認して、俺はもう1度SEを広げた。
「、、、おいおい。何で南館に3匹のうち2匹がいるんだよ。」
しかも1匹と三雲が交戦中。
三雲はそのうち戦闘隊が解けるけど近くに空閑もいることだし、俺の出番は終わったな。
俺は誰も居ないことを再び確認してからトリガーを解いた。
リングとチェーンを制服の中に押し込む。
「、、、さぁて、迎えに行ってやろうかな。」
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ちひろ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！！林藤さんに至っては寝ぼけていました！！すいません！嵐山さんはオリジナルタグがついたままの時に著作権かなんかで引っかかったのでそうさせてもらっていました。すぐに直したいと思います。ありがとうございましたv(´∀｀*v) (2015年7月10日 18時) (
レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
くだります - 「林堂」じゃなくて「林藤」ですよ！あと「あらし山」なんですか？「嵐山」じゃないんですか？ 更新頑張ってください！ (2015年7月10日 17時) (レス) id: 757f1e52e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ありがとうございます！！頑張ります(・ω・)ゞ (2015年7月4日 19時) (レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
レイシス(プロフ) - ちひろさん» いえ。更新頑張ってください (2015年7月4日 0時) (携帯から) (レス) id: 729f0fbf16 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 消えました！！レイシスさん、ありがとうございます！！！ (2015年7月3日 23時) (レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖矢ちひろ x他1人 | 作成日時：2015年5月15日 19時
