君が笑うから (ページ4)

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⊿ ４岩田剛典side ページ4

打ち上げも盛り上がってきて、みんなと話しながら自分のペースで飲んでいると。

とん、と肩に頭が乗って、見ればAちゃんだった。

岩「Aちゃん？どした、」

肩を支えてゆっくり起こそうとしたら、
今度は前に倒れそうになる。

岩「おとと、…え？(笑)」

健「え、嘘やろ？まだ2杯目やで(笑)」

岩「Aちゃん、大丈夫？」

顔を覗き込むと、うっすら頬が赤くて、
目がとろんとしてる。
酔ってる…よな。

岩「ちょ、もうやめな？飲むの」

「ん～…だいじょうぶですって、」

Aちゃんが俺の体を押し返すが、
弱すぎて抵抗にすらならない。

「健ちゃん、水…」

健「はいよ」

直己「酔ったAちゃんかわいいなぁ」

健「言うてる場合ちゃいますけど」

水を飲んだAちゃんは膝を抱えて丸くなり、静かになった。

大丈夫かな、とちらちら見てると、
少し顔を上げて上目遣いのAちゃんと
目が合う。

ちょっとだけドキッとした。

「……岩ちゃん、」

岩「…、ん？」

「…へへ、」

ふにゃ、って笑ったAちゃん。

その笑顔から目が離せなくなる。

かわいい、って
今日で何回思ったか。