It takes you away 【前編】

40 柴崎岳 ページ40

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岳「それで仕事って､大津くんが紹介すんの？」

祐樹「うーん､アイツに紹介できるような仕事わかんないわ…………結婚したら？」

岳「は？」

祐樹「冗談だよ笑 ま､キャバクラとかでいんじゃね」

岳「それはダメ！ です よ｡」

祐樹「なに 客に妬いちゃう？」

岳「……………」



大津くん からかいすぎ
キャバクラに行かせるぐらいなら
結婚するよ

ってできないけど…



祐樹「わかりやすいな､お前」

岳「大津くんうるさいです笑」

祐樹「でも岳ならもっと普通のかわいい彼女できるよ､ホントにいいの？アイツで」

岳「どうゆう意味っすか」

祐樹「だってアイツ､愛人になるような女だよ？」



それはそうだけど…
あの人だって普通の女の子だよ
笑ったらすごいかわいいんだよ

出会ったその日に俺と寝ちゃう人だけど…



祐樹「あ､もう着くって､出よう」



Aさんから もう着くってLINEが来たらしく
俺達は会計を済ませ 店の外で待った｡

タクシーから降りてきたAさんは
家でダラダラ過ごしてました感ゼロの
綺麗な格好でメイクもバッチリ



岳「どっか出掛けてたんですか？」

『え？ あ､友達のところ』

岳「友達いたんだ笑」

『一応いるわよ 失礼ね笑』

祐樹「アレか､千春？」

『ん､仕事めぐんでもらった笑』



そんな話しながら 俺の車でAさんちに
向かう

仕事ってなんだろ…千春って女の人だよな？
あんまり突っ込んで聞いたら悪いかな

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