先輩の彼女〜柴崎岳の場合〜

8 〜最終話〜柴崎岳 ページ8

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祐樹「じゃあ俺､彼女待ってっから！」



祐樹はやっぱりデートだからって
帰ってった



『岳？もしかして彼女できたり……？』

岳「あ､多分 今できた？かも｡多分」

『岳？(笑)』

岳「マジなの？俺もらっていいの？」

『できれば(笑)もらってくれなかったら困る』

岳「ホントに？」



信じる気配 全くない俺に
Aさんはギュッて抱きついた



『岳が好き｡岳と一緒にいたい………もう遅い？』

岳「ホントにホント？」

『ホントにホント』

岳「遅いとかないから……Aさんに限っては｡ ずっと変わらない」



俺もAさんをギュッて抱きしめた



『よかった……大好き』



抱きしめたAさんの髪から
いい匂いがする



岳「Aさん……」



見つめ合って 自然に重なった唇

残酷なあなたが 選んだのは俺？
ホントにそれでいいの？



岳「もう…絶対迷ったりしないで？俺はAさん以外を好きになることはないから」

『最後のつもり』

岳「ん？」

『私の恋｡岳が最後の好きな人､だからずっと岳といたい』

岳「ずっといて？俺にはAさんしかいないから」



やっと叶った恋
もう絶対 なくさない､離さない ずっと｡



岳「……結婚したい」

『いつかしよう』

岳「いつかじゃないよ 近々ね？」



泣き虫な俺はまた泣いて
それをAさんは笑って見てる

近々 結婚
その前に まずAって呼ぶとこから始めよ｡

ずっと自信あった
Aさんを幸せにできるのは俺って｡

この気持ちは枯れないから
変わることなんか 絶対ないから｡



終わり

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