1 柴崎岳 ページ1
·
祐樹に1日だけAさんを預かりたいって言われて
Aさんの了解を得て OKした
今の祐樹なら安心だしね
つぎの日 ちゃんと祐樹はAさんを連れて来てくれた
祐樹「岳…ごめん、余計なことしたかも」
岳「はい?」
祐樹「記憶……戻った。俺が戻させた…みたい」
Aさんの記憶が戻った?
それは俺との今の生活が終わるということ
内田先輩にAさんを返すということ
Aさんはまた 先輩の彼女 になっちゃうということ
『岳……今まで、ありがとう』
そう言ったAさんの 小さくて弱々しい声
また 居なくなっちゃうんだ
また神様は俺に 意地悪したんだ
そう思うと勝手に涙が流れた
祐樹「長谷部先輩と内田先輩には連絡したから」
岳「そ……っか」
Aさんは何も言わなかった
ここにいる とも ドイツに帰る とも。
祐樹「じゃあ……俺は帰るから」
2人で話して って祐樹は帰ってった。
『岳』
岳「ん?」
『ん』
ん Aさんはいつもしてた お姫様だっこを
してと言わんばかりに俺の首に腕を伸ばす
岳「ん」
俺はゴシゴシって素早く涙を拭いて
いつもと変わらずAさんを抱き上げた
これが最後の お姫様だっこ なんだな。
そんな俺に同情したのか
Aさんは ぎゅーって抱き着いてくれる
昔の俺なら こんなAさんの態度を
ズルイとか残酷だって思っただろうな
だけど今は ただ、ただ、悲しくて悲しくて
自分が消えてなくなりそうだった。
296人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なりおな。(プロフ) - あこさん» ありがとうございました、やっと完結しました( .. )最近は岳ファン増えてきてるので岳のお話も頑張ります! (2015年3月17日 6時) (レス) id: 9dcde16c77 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 本編読みました、個人的には柴崎くんとのラストを望んでたので、こっちも楽しみです。 (2015年3月15日 12時) (レス) id: 176b61decb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なりおな。 | 作成日時:2015年3月12日 17時