【性転換松、アイドル松、キシリッシュ松】今はファンがいちばんだから 3

♪114 ページ26

カラ松「フッ…」




いい日差しだ…




サンシャインを浴びつつ一点の曇りなき空を見上げ…




一曲嗜める…俺…




ん〜絵になるな



…



暫く曲を書いていたら



一松が学校から帰ってきた



カラ松「おかえりブラザー、いい天気だな」

一松「………」



俺が声を掛けると、一度止まりはしたがこちらを睨みつけてスタスタと家の中へ



カラ松「フッ…今日もシャイだな」



…



一松「はぁ〜あぁあぁあぁあッ！」



もうなんだよなんであんなとこであんな格好で…



身内とは思われたくない…



そしてちょっと…ほんっとーにちょっとだけかっこいいと思っている自分が恥ずかしい



そのうちおれ…



兄さんと同じ格好で同じことしだすんじゃ…



一松「ハァ…」



やめよ…マジでそうなりそう…



とりあえず宿題してから着替えよう



そしたら買い物に…これは兄さんに行ってもらうか…



…



Ｐｒｒｒｒｒ…Ｐｒｒｒｒｒ…



カラ松「はい、もしもし松野です…母さん！どうしたんだ？」



俺たち兄弟の母親



料理上手で、少し前まで舞台女優として舞台に立っていた



今はなぜか半年前くらいから休みを取っている…



理由は教えてくれない



なぜだ？



『いやちょっとね、どうしてるかな〜って、一松はカラ松抱えて大変だろうな〜って』

カラ松「それ…本人の前で言うのか？マミー」

『うふふごめんなさいね…2人とも料理はできるし、カラ松は一松のためにがんばってくれるし、一松はあれでしっかりしてるから、心配はしてないんだけど…』



マミー寂しいんだな



オレはともかく



一松はまだ学生だ、なのに出ていかれて…暫く家にも帰っていないからな



きっと一松のフレンド(近所の猫)だって寂しがっているに違いない




カラ松「母さん、休みが取れたら一松と帰るよ、後いいニュースがあるんだ、楽しみにしててくれ」

『あら、それは楽しみねえ、母さんからもあるから楽しみにしててちょうだい』

カラ松「ああ！」



…とうっかり切ってしまうところだった




カラ松「母さん、一松に代わっていいか？」

『ええ、一松とも話したいわ』

カラ松「ちょっと待ってくれ…あ」

一松「だれに電話してるの？」

カラ松「丁度いい一松グットタイミングだ」



オレは母さんだと言うことは伏せて一松に受話器を渡した



一松「え？誰から？」

カラ松「出てみてくれ」

一松「うっうん…もしもし……母さん！？」



喜んでくれて良かった


それにしても母さんが言っていたいいニュースとは一体…？

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