ホットケーキはいかが？

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A目線

「お疲れ様ー」

今日の勤務時間終了。

バイト始めて1週間経った

海里くんは1週間に2回来てこの店に馴染もうとしている

「おつかれー！Aちゃん！」

『おつかれ、さやちゃん』

「ねえ、明日バイトないじゃん」

「一緒に買い物いこっ！」

さやちゃんとはとても仲良くなった。

さやちゃんが積極的だから

とても馴染めた

『えっと…午後2時からなら遊べるよ』

午前中は勉強したいから！

「わかった！じゃあ

明日の2時このお店の前集合ね！」

バイトは今は楽しい

のちに辛くなるのかもしれない

でも、今を楽しもう！

私はその日の夜

明日の準備をしていた

バッグはどの形がいいかな？

洋服はどれがいいかなって…

デートの前日じゃん！

友達とのお出かけでデートの前日みたいになるって

やばっ

さんざんまよったけど

どれにするか決まった

私は写真を見つけた

『お母さん…』

それは、お母さんがちっちゃい頃

遊園地に連れて行ってくれたときの写真だった

『おかあさんっ…』

私は気がつけば泣いていた

なぜ泣いていたか、それはなんの涙かわからないけど…

『もっと…ホットケーキ作りたかった…お母さん…

もっと作りたかったよ…っ』

『お母さん、私…夢叶いそうだよ…』

私はもう一つ見つけた

それは、保育園の時に作った

七夕の短冊だった

そこには

おかあさんのほっとけーきをつくる

と、書いてあった

その裏にはお母さんが

きっとつくれるよ。A

と書いてあった

私は、ずっと泣いていた

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あんみつ

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