手遅れだと言わずに…………モブでいさせて下さい!!!! 【ツイステ】

3-5「発表リザルト！」 ページ5

廊下






廊下は人で溢れていた。

理由は簡単。皆テストの順位が気になるからだ。









「上位50名にオレ様の名前は！？」


「流石に平均90点以上なら、50位以内には入ってるよな！？」








…この焦りよう、周りも同じだな。

それだけ皆が契約していることが分かる。







「10位、20位…な、無い！

48、49、50位…無い！

オレ様の名前が入ってねぇんだゾ〜〜！！」


「ぼ、僕の名前もない…」


「って、ちょっと待て、成績優秀者のリスト

名前の横に全教科の総合点が書いてあるけど…








上位30人以上が、満点の500じゃん！」









うわぁ、アニメでもないんだから…と思うけど、それはやっぱり現実で。

上位者の名前の横には、大半の人が「500点」と記されている。



…あ、私45位。

490点で45位かぁ…何の冗談なんだろ。









「「ま、満点〜！？」」


「それにAが上位45位に入ってるぞ！！」


「「な！？」」


「Aはホントに努力してるから何も言わないけど

流石にちょっと変じゃない？」


『ﾎﾞｿｯ まさかここまでとは…“噂”ってすごいな。』








チラッと私も聞いていたけど…まさかここまでとは。

流石指定暴力団オクタヴィネル。









「それより…オレ様、50位以内に入ってねーと「契約違反」になっちまうんだゾ！」









…でしょうね。








「え…「契約」って、グリム、まさかお前…」


「エース、その顔はお前ももしかして…。」








エーデュースとグリムが互いの顔を見合わせたその瞬間、キラリンという魔法のかかる音と共に、彼らの頭にイソギンチャクが。

実際に見ると気持ち悪いな。









「ふなﾞっ！？

な、なんじゃこりゃ〜〜！？

頭にイソギンチャクが生えた！」


「グ、グリムも“アイツ”と契約してたのか！？

卑怯だぞ！」


「そう言うデュースの頭にも生えてるじゃねーか！」









いや、お互いどっこいどっこいじゃない？

そう思うのは私だけかな？

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