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3-21「誘惑ルアー!」 ページ21






平然とした顔で私達の前に現れたのは、ウツボツインズのジェイド・リーチとフロイド・リーチ。







「何か、悩み事を抱えているようにお見受けしますが…」







その悩みの原因はお前らのボスだよ!!!!

って、言えたらどれだけいい事か。







「どっかの誰かさん達にこき使われて、ちょ〜こ待ってまーす。」








いやそれ、お前が言うなエース。

困ってんのはとばっちりを受けた私達だぞ。







「あはっ、契約違反したイソギンチャクが何か言ってる〜。

お前らは、文句言える身分じゃねぇんだよ。黙ってろ。」







先程までのニコニコはどこへやら。

一気に殺気を纏った表情でイソギンチャクの3馬鹿を脅した。

グリム…こういう時ばっか可愛いのはずるい。







「僕が話しかけているのはイソギンチャク達ではなく、貴女ですよ。

オンボロ寮の監督生・ユウさん。」


「はい!?」






つり目の突如とした指名に、ユウは目をまんまると見開き、肩をビクリと揺らす。

それもそうだ。まさか自分が話に出てくるなんて思いやしないもん。




私はちょっと脅え始めたユウを庇いつつ、ウツボツインズを睨んだ。







「なぁに、エビみたいにビクッと後ろに下がっちゃって。

エビ…ん〜、小さいから小エビちゃんかなー。

ていうかキンメダイちゃんのソレなぁに?

お姫様を守る王子様の気分なの?」


『まさかアンタにそんなロマンチックな思考があるとは思わなかったですよ。』


「おやおや、そう警戒なさらないで下さい。」








どの口が言ってんだどの口が。

ギロリとつり目を睨めば「おやおや、困りましたねぇ」と全然困った顔をしていない様子。

マジでムカつく。






「ボソッ 先輩達に比べれば、大抵の生徒は小さいと思います。」


「ボソッ このデカさで2人いると迫力あり過ぎだよな…」


「ボソッ というかAのヤツ、やたらあのそっくり兄弟に突っかかってるんだゾ。」

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カリナ - 3_48でクスクス笑うタレ目とかかれてありますがつり目では無いでしょうか? (2021年8月30日 17時) (レス) id: 5c46ccd9a8 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - カナさん» ハッ!本当ですね、ダメです女バレしちゃう……!!カナ様、ご指摘ありがとうございます。訂正しました! (2020年12月26日 12時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 3―10でおもいっきり私って言ってるけどいいんですか? (2020年12月26日 12時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - この作品をお待ちしている皆さん、ありがとうございます!そしてパスワードの状態が長くなり。申し訳ありません(汗)今書き途中でパスワードをさせて頂いています。もう少しで更新致しますので、ご理解とご協力よろしくお願い致します。 (2020年12月5日 9時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
ただの腐女子(プロフ) - 続きが読みたいです。 (2020年12月5日 6時) (レス) id: fe7c6e1aa3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KK | 作成日時:2020年11月30日 12時

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