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「ねーねー、待って〜。」
「そう言われて誰が待つんだ！総員退却！」
……とか言ってますけどね
ウツボツインズから逃げまくってる中、思ったんだけど
「……ねぇ！さっきからAにばっかり攻撃してきてない！？」
「ユウちゃんもそう思う！？
Aちゃん何したのさ！！」
『俺は何もしてません！！！！』
そう。あのウツボ達、何故か私にばかり攻撃を仕掛けてくるのだ。
……この前取引が成立できなかったことへの報復か？
ねちっこいな！？
『…俺、これから別行動に移ります！！
皆は次のターゲット候補の下へ向かって下さい！』
意を決して彼らに言った途端、皆ギョッとした顔でこっちに振り向く。
「それって大丈夫なわけ！？」
「相手は2年生だぞ！？」
「僕もそれはあまりおススメできない！
アイツらは」
『でもあの2人の狙いはどう考えても俺でしょう！？
だったら俺が足止めすれば、皆は逃げ切れる。
なので調査はお願いしますね！！』
私は一気にまくしたててから走る足を止めてウツボツインズと向き合う。
「…すまない！」
「絶対に死なないでね！」
リドル先輩とユウ……何か私これから戦場に赴く兵士か何かですか？
……まああながち間違いじゃないけど。
真っ向勝負はナシ。
隙をついて逃げる。そんだけだ。
マジカルペンを構え、瞬時にグリムにいつしかした停止魔法を放つ。
でも
「【
……これ、フロイド・リーチの「ユニーク魔法」！！
「アハ、キンメダイちゃんすっげぇ驚いてんね♡」
『……ユニーク魔法ですか？』
「せぇ〜か〜い。
俺のユニーク魔法【
どんな相手の魔法でも方向を逸らせられる魔法。
俺ってすごいでしょ！」
「フロイド。いつもユニーク魔法を簡単に明かすなと言っているでしょう。」
楽しそうにユニーク魔法を解説する片割れに、呆れた顔で諭すジェイド・リーチ。
まったくもってその通りである。
「でもジェイドォ。俺がカラクリ話したってぇ
誰も止められやしないじゃん。」
いやそれもそうなんだけどな？
…いけないいけない。相手のペースに呑まれるとこだった(？)
『先輩方…俺にばっかり攻撃仕掛けられてますけど…
何か用なんですか？』
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凛 - 2章10話の最初にグリムが言った「魔法の使いすぎで〜」がリドルが言ったことになってます。初投稿で指摘して申し訳ありません!! (2022年7月24日 7時) (
レス) @page28 id: 36990451b2 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - ふうかさん» あっ！本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しました！ (2021年1月4日 6時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - 2ページ目の「魔法が使えないユウと炎魔法の、しかも火力の少ない力しか持たないリドルに枝が襲い掛かる」のリドルではなくグリムだと思います...気に障ったらすみません... (2021年1月4日 3時) (レス) id: 1bf0e3692e (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - はまぐりさん» ありがとうございます！ (2020年11月25日 12時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
はまぐり(プロフ) - やっっばいですね…めっちゃ面白いです！ (2020年11月25日 12時) (レス) id: fe50b1b3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2020年11月22日 9時
