もう無理とか言わないで…………モブでいさせて下さい!!!! 【ツイステ】

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中庭





「次はオクタヴィネル寮。

けーくんチェック的には、2年のジェイド＆フロイド・リーチ兄弟に要注意。」







……ケイト先輩？今、誰と仰いましたか？





久方ぶり(？)に聞いたその名に、私はカチンと体を強張らせる。









「……A？」


『ﾎﾞｿｯ いやいや、聞いてない聞いてない、リーチ兄弟とかそんな名前聞いてない聞いてない』


「コイツどうしたんだゾ？」







おいグリム、そんな余裕そうな顔しているのも今の内だゾ。


あ、グリムの言い方うつっちゃった。








「連携攻撃が強力で、対戦相手の寮が手を焼いてたと情報アリ。」








そりゃそうだろうな。だってあの双子だし。

……ってそれはどうでもいいんだよ。

ああ！！何で忘れてた私！！！

警戒すべき場面じゃんか、今まさに！








「わっ！まるっきり同じ顔が2人いるんだゾ。」






……グリムが見つけてしまった様子でございます。

逃げていいかな？







「つか……あの2人、周りの生徒が小さく見えるくらいスゲーデカくない？」


「ヒョロヒョロしてるけど、ノッポで強そうなんだゾ。」


「じゃあ、あの2人をマークしますか？」






……ヒョロヒョロじゃねーよ、ガッチガチだよ。

つかそれ以前に顔合わせたくねー！！！

マークしなくてもあの人達なら裏でボッコボコにしてるから！

大丈夫だから他の人のとこ行こ！？ね！？







「う〜ん。ボクが犯人なら、彼らを狙うのは最後にするよ。」


『それ、俺もです。……ﾎﾞｿｯ それ以前に関わりたくない。』


「？……Aがそういう理由は分からないが、まあ同じだろうね。

あの2人…特にフロイドの方はあまり近づきたくない。」







リドル先輩が嫌そうな顔でそう言い放った瞬間だった。









「あ〜〜〜〜〜〜。金魚ちゃんだ〜〜〜〜！」


「うっ！見つかった！」









、、、聞こえてない聞こえてない聞こえてない

見てない見てない見てない見てない









『あれは幻覚あれは幻覚あれは幻覚あれは幻覚あれは幻覚あれは幻覚あれは幻覚あれは』


「どうしよう、Aが何故か狂っちゃった！！」

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