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イヤな汗が頬を伝い、周囲の空気も心なしかヒヤリとしている
私に突き付けられた事実に、皆も…ローでさえも息を呑んだ
何で、私が狙われなけれなきゃならない
フェンリルの能力を持ってる たったそれだけなのに
ただの、この世界でのバグでしかないのに
思うところは沢山あるが、今はそれら全てを呑み込み
私は震える唇で声を出す
『…そ、の言い方
過去に狙われた人でもいたんですか…?』
「あァ
そしてその中に、天竜人の奴 隷として生涯を終えた者もいる」
「「「!!?」」」
怖い 恐い こわい
微かに震え始める手を、私はギュッと握りしめる
こわいけどこれは、能力を得た私が向き合うべきことだ
『───だったら、それら全ての運命を蹴飛ばすまでです』
少しばかり震える声に、嘘なんてない
ヘタレな私でも、覚悟を決めなきゃいけない時がある
それが、今だったていう話だ
私の宣言を聞いたレイリーが暫く沈黙する
その沈黙が長く感じ、私は固唾をのんだ
沈黙の後、レイリーの口角が上がる
「…いい目だ
───トラファルガー・ロー
大事なクルーを手放すな」
「俺に命令するな
それくらいわかっている」
…良かった
緊張が解けてフゥ、と息を吐いた次の瞬間───
「「「Aーーーー!!!」」」
『?!…グホォッ!!!!!』
クルーの皆が、私に突進し
私は皆と地面によって下敷きにされてしまう
「お前の事は俺達が守るからよォ!!」
「何かあったら絶対に言えよ!?」
「うオオオオ!!
俺達の妹分を守るぞォ!!」
「「「おおおおおお!!!!!」」」
『ちょ、ま、グェ、
ま、守られる前に窒息死する…!!!』
No side
「ははは!
君のクルーは面白いな」
「…たく、あいつら」
「ところで君は彼女のことを好いているのか?」
「…だから何だ」
「なら尚のこと彼女の傍にいてやりなさい
何者からも狙われる恐怖というのは、到底計り知れないからな…」
「…だから俺に命令するなと言っているだろう
あと、それは愚問だ
俺は…アイツのそばから離れェってとっくの昔に誓ってんだよ」
「…そうか
ならいいんだ」
ハートの海賊団クルーがAをギュウギュウに抱き締められている間
船長とレイリーがそんな会話を交わしていて
そんなことをAが知る由もない
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まゆん(プロフ) - 好き、大好き。面白いくてクスって笑っちゃう所があったり、ローの独占欲強めな所があったり、夢主の格好良さとか可愛さとか全部好き♪♬ (2022年3月12日 20時) (
レス) @page19 id: 9f3edc25ee (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 麗紅花さん» あわわわ！勿体ない言葉です！感謝です！これからも是非、ローと夢主のやり取りに萌え楽しんで下さいww (2021年7月17日 10時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
麗紅花(プロフ) - 最高でした!!特に、ローと夢主の関係は萌えました。ローの独占欲が強く、好きな女を大切するローもかっこ可愛いくて、ドキドキさせられました。続きを楽しみに待っています!!! (2021年7月11日 14時) (レス) id: ba1809d3dd (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» どストレートなお言葉ありがとうございます…!めちゃくちゃ嬉しいです…( ；∀；)これからも応援よろしくお願いします！！ (2021年6月28日 17時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - もう大好き‥何回読み直したってくらい見てます(笑)もう最高！勝手にめちゃくちゃ応援してます(^q^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 5ba219b0db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2021年6月9日 20時
