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手と頬にある温もり
それが誰のモノか気付いた私は、ゆっくりと瞼を開ける
すると目の前には、目の下の隈が更に濃くなったローが私の顔を覗き込んでいて
それで私は、あぁちゃんと帰ってこれたんだって実感できた
声を出してみれば、喉がカラカラなせいでおばあちゃんみたいな声が出て
そしたらローが予め用意してくれていたコップを渡してくれ、それをゆっくりと飲む
その間に、普段のローからは滅多に聞かれない、安堵の息が聞こえてきた
…本当に、不安にさせてしまった
コラさんの事を思い出させてしまったはずだ
「…起きるのが遅ェんだよ」
『…ごめ、んね
ただいま…』
「…おかえり」
ローが包むように抱き締めてくれるのを、私も背中に手を回してそれに応えた
───
──
─
『い、1週間…!?』
外の空気が吸いたいという要望を渋々了承してくれたローの背に乗りながら聞いた、私が寝ていた期間
それに声を上げ、嘘だよね…と恐る恐る聞けば、俺がこういう事で嘘を吐いたことがあるか?と逆に聞かれてしまい、私はないですと答える
体感は数時間だったんだけど…
改めて心配かけちゃったね、とこぼせば、ニヤリと笑ってそうだなと言うロー
…コレは暫くの間、クルーの目の前でベッタリしてくるぞ
どうやら私は覚悟を決めないといけないらしい
ガチャリとドアを開ければ、1週間ぶりの太陽が照らしてくれ、私は思わず目を細める
すると
「エ〜〜〜ス〜〜〜!!!」
ﾄﾞｺﾞｫ…ﾝ!!!
叫び声と轟音が耳に入ってきた
…この声、もしかして
『麦わらのルフィ…?』
「アイツ起きたのか…」
ローから話を聞いてみれば、ここは原作通りアマゾン・リリーで
そこでルフィを匿っていたとのこと
ハートの海賊団はルフィの療養を目的に、緊急特例で湾岸への停泊を許可されたのだとか
ということは今、ルフィは錯乱状態にあるということだ
私をおぶったローがジャングルの中に入る一歩手前で立ち止まる
そこには───
「!…お前さんは…」
『“海峡”のジンベエ…
傷は大丈夫なんですか?』
「わしは大丈夫じゃ…
お前さんも大変だった様じゃな」
『ジンベエや麦わら程じゃないですよ
肉体的にも、精神的にも…』
「そうか…」
ジャングルの向こう側では、クルーの皆がルフィを止めに入っていて
ローがジンベエに、傷口が開けば麦わらは死ぬかもな、と
淡々とした口調で話した
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まゆん(プロフ) - 好き、大好き。面白いくてクスって笑っちゃう所があったり、ローの独占欲強めな所があったり、夢主の格好良さとか可愛さとか全部好き♪♬ (2022年3月12日 20時) (
レス) @page19 id: 9f3edc25ee (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 麗紅花さん» あわわわ！勿体ない言葉です！感謝です！これからも是非、ローと夢主のやり取りに萌え楽しんで下さいww (2021年7月17日 10時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
麗紅花(プロフ) - 最高でした!!特に、ローと夢主の関係は萌えました。ローの独占欲が強く、好きな女を大切するローもかっこ可愛いくて、ドキドキさせられました。続きを楽しみに待っています!!! (2021年7月11日 14時) (レス) id: ba1809d3dd (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 嫁子ちゃん。さん» どストレートなお言葉ありがとうございます…!めちゃくちゃ嬉しいです…( ；∀；)これからも応援よろしくお願いします！！ (2021年6月28日 17時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - もう大好き‥何回読み直したってくらい見てます(笑)もう最高！勝手にめちゃくちゃ応援してます(^q^) (2021年6月28日 12時) (レス) id: 5ba219b0db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2021年6月9日 20時
