第111話 ページ14
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第1戦 砂藤・切島 試験リタイア
第2戦 蛙吹・常闇 試験クリア
第3戦 飯田・尾白 試験クリア
第4戦 轟・八百万 試験クリア
演習試験の結果は以上の通りとなった。第5戦目はAの番。この試験では全員と言わなくとも多くの生徒がモニタールームへと赴いていた。
何しろAの相手は個性の詳細不明のトラファルガー・ロー。誰だって彼の個性─否、能力は気になるに決まっている。あの爆豪でさえモニタールームに来てるくらいだ。
第5戦目が始まって早10分。モニタールームにいる者は勿論、別室で見ていた教師陣でさえも絶句している。
「これって…結構マズいんとちゃう…？」
「リンチもいいとこだぜ！？」
「これ以上やったら彼女が死んでしまうぞ！」
「何故、トラファルガー先生はあのようなことを…！」
「───身十伸さん…！」
モニター越しには、トラファルガーの前でボロボロになり吐血し、地面に伏しているA。そしてそれを無機質な目で見下ろすローだった。
これは試験開始直後に遡る。
演習試験場へ赴けば、ど真ん中で佇んでいるトラファルガー先生の手首・足首には重りが存在しない。そのことにまず違和感を覚えた。
次に述べられる言葉により、違和感は確信へと変わる。
「言っておくが、抹消屋が言っていたルールに俺は聞き従わねぇ」
「へ？」
私は彼が誰の命令にも耳を傾けない性分であることを、この雄英の誰よりも知っている。誰よりも“自由”を求めている人だってことを、十分に理解していた。
それでもポカンとする私を差し置いて、トラファルガー先生は話を続ける。
「制限時間は設けねぇ、クリア条件のゲート脱出もカフス装着もなしだ
俺がこの戦いで求めるのはただ1つ、A屋が今俺に勝てない原因を見極めそれを克服し、実戦に移すこと。今回それをクリアすることでテメェは飛躍的に強くなれるし戦い方の幅が広がる」
「…てことは、」
…この試験、かなりハードになるぞ。顔を思い切り引き攣らせる私に、先生はニヤリと悪人らしい笑みを浮かべた。
「それ以上は自分で考えるんだな」
青いドーム状の膜が私達を覆う。───来る！
先生の
「タクト」
先生が人差し指をクイッと上げた瞬間、重力関係なしに次々と宙に浮く地面の瓦礫たち。それを冷や汗かきながら見上げた。
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みぃ - 更新再開！嬉しすぎます！！最推しの活躍に死にかけてます。続きが楽しみです！ (12月16日 9時) (
レス) id: 8d2c2035a1 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 更新再開ありがとうございます！もう一つのヒロアカ作品の更新再開も待ってます。無理をせずに更新していただけるとありがたいです！続きも楽しみに待ってます^_^ (11月30日 19時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
Ree(プロフ) - 更新再開嬉しいです！ありがとうございます！ (11月24日 13時) (レス) @page31 id: dbef1d39c6 (このIDを非表示/違反報告)
トーン - 更新気長に待ってます。一気読みしてしまいました。すごく面白かったです！この設定大好き(*≧∀≦*) (2023年5月5日 2時) (レス) @page28 id: c13dab87c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - とっても面白くて大好きです！更新待ってます！ (2023年2月10日 5時) (レス) @page24 id: 6b7ef0d566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年11月13日 18時
