肆拾陸 ページ48
屋上の更に上に行き、屋根の上に着地すると
最後の呪いがそこにいた。
「オオオオデンワアアアハアアア」
ふぅ、3級のザコだし
サッサと片そ。
草薙の持ち手に手をかけ、呪いとの一気に距離を詰める。
そして、抜刀した。
ブシャアアアアアア
「ギャアア゙ア゙アアア!!!!」
『…おぉ、抜刀術初めてやったけど
上手くいくもんだね。』(天才肌)
上半身と下半身が真っ二つになり、ドシャッと地面に倒れる呪い
それを刀を鞘にしまいながら見やる。
…さて、“見て”みるか。
そうやって軽い感覚で“見た”のがいけなかった。
『…ぇ』
目の前に突き付けられた事実に、私は目を剥く羽目になったのだから。
バッと悠仁達の方へと向き、他の2体も“見る”
…クソ、最悪だ。
コイツら全部同じやり口じゃん!!
「虎杖君!!Aさん!!」
健ちゃんの声が、耳に届く。
…あの焦りよう、健ちゃんも気付いたか。
私は跳んで悠仁達の下へ向かう。
「今度は何!?」
「止めは待って下さい!」
「そりゃなんでまた」
「これを見て。」
健ちゃんがスマホで見せたのは、1枚の写真。
そこには時計をつけた腕が写っており、肌の色は健ちゃんが相手をした呪いのもの。
「…え
呪霊ってこういうの写んないんじゃ…」
「Aさん“見ました”か?」
『うん。
…3体─いや、
私の返答に、健ちゃんの眉間が更に寄る。
“体”ではなく“人”と数え方を変えた意図。
それが分からないほど、悠仁も馬鹿じゃない。
悠仁の表情が絶望のものに変わっていく。
「貴女がそう言うということは…わかりました。
落ち着いて聞いて下さい、虎杖君
私達が戦っていたのは」
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Kk(プロフ) - かぽさん» ありがとうございます!!気に入って下さって嬉しいです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いします! (2021年2月28日 14時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
かぽ - 「いっぱいちゅき」 です、気づいたら一気に読んでました。テストは捨てます、ありがとうございます。に読んで (2021年2月28日 12時) (レス) id: f5d3c9fe44 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - ぱるむさん» ありがとうございます!!感謝感激雨あられです!! (2021年2月1日 17時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - うわああああああ、好きです。(唐突) (2021年2月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KK | 作成日時:2021年1月29日 22時