参拾玖 ページ41
一難去ってまた一難
それはこういう事を言うんだと思う。
五条から連絡が来たと思えば、こんなことが書かれていた。
クソ五条悠仁と一緒に任務してほしいな♡
クソ五条今回引率できなくてさぁ
クソ五条あ、引率はアイツだから!!
クソ五条んじゃ頼んだよ〜
『…アイツってどいつだよ。』
某SNSを開いた途端そんな言葉が漏れる。
その言葉と同時に、通知がまた来る。
その内容に、私は目を瞠った。
・
クソ五条あ、そうそう
クソ五条アイツって____のことだから!
───
──
─
待ち合わせ時間まであと5分というナイスタイミング。
集合場所の部屋の前に立ち、私は深呼吸をした。
緊張してないと言ったら噓になる。
手は震えてるし、変な汗はかくし
いつも冷静でクールビューティーな私にしては無様だ。
…ここでウジウジしても仕方ないか。
ようやっと心の準備を整えた私は、ドアノブをしっかり持ち
扉を開いた。
「お、来たね。」
「来たって──あ!
Aじゃん!」
いつも通りの五条と悠仁
そこは別段問題はない。
問題があるとすれば、五条の隣にいる───
「……A、さん?」
『───うん。
や、久しぶり
10年振りだね 健ちゃん。』
私の姿を見て珍しく困惑しているこの男
健ちゃん─七海健人
私にとってかけがえのない“仲間”であり
「え、知り合い?」
『うん。
ま、詳しい話はまた今度ね。』
「どぉ?七海。
最高のサプライズだと思わない?」
ニヤニヤしている五条を見る限り、私のことは本当に伝えてなかったらしい。
…別に健ちゃんだったら言っても良かったのにさ。
「…えぇ、とんでもないサプライズをしてくれましたね。」
そう言って健ちゃんは私の下へツカツカと歩み寄り
あと1mのところで立ち止まった。
私達の間に、沈黙が走る。
「え、何この空気。
俺らどう考えても邪魔じゃない?五条先生。」
「いいよいいよ、2人共自分達の世界に入ってるから。」
おい、そこは配慮しろよクソ五条。
全部聞こえてっからな。
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Kk(プロフ) - かぽさん» ありがとうございます!!気に入って下さって嬉しいです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いします! (2021年2月28日 14時) (
レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
かぽ - 「いっぱいちゅき」 です、気づいたら一気に読んでました。テストは捨てます、ありがとうございます。に読んで (2021年2月28日 12時) (レス) id: f5d3c9fe44 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - ぱるむさん» ありがとうございます!!感謝感激雨あられです!! (2021年2月1日 17時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - うわああああああ、好きです。（唐突） (2021年2月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2021年1月29日 22時
