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序章 ページ1

No side





「それ回収するまで帰ってきちゃ駄目だから。」






とある一室

電話を強制的に切った男は目隠しをしており、椅子に座っている。

その男のすぐそばに立っているのは、少し背の低い女だ。








『恵、手こずってんねー。』


「だねぇ ってことで僕らも仙台に行こっか!」


『えー 五条と?萎える。』


「このグットルッキングガイと仙台デートだよ?」


『見た目はイケメンだけど中身はクソだから却下。』









女の切って捨てる言葉に、男は目に見える形で落ち込む。

女は、そんな男の姿を見つつ、指を一つずつ数えるように折りながら言葉を紡いだ。








『まぁでも、あの両面宿儺の指っしょ、それに仙台行けば恵ちゃんもいるんだよね?

その2つに免じて一緒に行ってやろうじゃないか。』


「お前僕より年下だよね?

なんでいつも僕に対してだけそんな上から目線なの?」








「日頃の行いだよ」と言いながらスタスタと部屋の出入り口へと歩き出す女。

中々動き出さない男に、女は振り返り、こう言う




「行かないの?」と。





その女の様子に男はパアッと表情を明るくさせ、一瞬で女の隣に並んだ。









『術式の無駄遣いすぎて笑う。』


「そう?ホラホラ早くデート行こ!」


『デートじゃないでしょ…』








男の先程と打って変わった調子の良さに、女は溜息をこぼしたのだった。

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Kk(プロフ) - かぽさん» ありがとうございます!!気に入って下さって嬉しいです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いします! (2021年2月28日 14時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
かぽ - 「いっぱいちゅき」 です、気づいたら一気に読んでました。テストは捨てます、ありがとうございます。に読んで (2021年2月28日 12時) (レス) id: f5d3c9fe44 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - ぱるむさん» ありがとうございます!!感謝感激雨あられです!! (2021年2月1日 17時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - うわああああああ、好きです。(唐突) (2021年2月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KK | 作成日時:2021年1月29日 22時

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