第3話 ページ4
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もう何体倒したかなんて覚えてない。けど15体以上は倒せたはず。そろそろ試験終わるかなーとか思っていた過去の私をぶん殴ってやりたい。
「…嘘やん」
自身の体はおろか、見える範囲での辺り一面を影で覆いつくしてしまう目の前の巨体──雄英の先生が言っていたお邪魔虫って…
顔を引くつかせながら、私は10mは優に超える巨大ロボを見上げた。何やってんの雄英。死人出す気か？馬鹿なの？？
これ相手にできる人間いる？少なくとも
逃げるしかない。私は踵を返して逃走を開始した。後ろを振り返る余裕はないけど、奇跡なのか不運なのか、視野はそこまで狭まっていなかった。
だから、見つけてしまった。
「う、…」
「っ、」
逃げ遅れた人を。
金髪の彼は、今まさに巨大ロボの進行方向にいる。いつ踏み潰されるか分からない。逃げなきゃ、でも今私が逃げたらあの人は？距離があるとはいえ、
ちゃんと、手が届くのに、置いてくの？
「…、は？」
私が今できることは、あの巨大ロボから逃げること
そして───
「しっかり掴まって！！！」
「な、何…うわあああああああああああ！！？」
逃げ遅れた怪我人を、助けること！
腕を伸ばして金髪君の体に巻き付き、伸縮の反発を利用して勢いよく彼をその場から引っ張り上げる。勢い良すぎて彼が白目向きかけてるけど仕方ない。あれくらいの速度がないと踏み潰されるとこだったし。
バチン。腕の長さが戻り金髪君の救出ができたところで彼を無理矢理背負い、再び走り出す。
「君何やってんだよ！！何で僕を助けた！？」
「煩い暴れるな！…あークソ、追いつかれる！」
後ろを振り返らずとも分かる。巨大ロボが目と鼻の先にいて、私達が踏み潰されかけていることが。だって足音めっちゃ近い。
私の足がもっと速ければ少しは変わったのかな…！？50m9秒だぞ悪かったな足遅くて！！
ゼイゼイ息が切れる。胸が痛い。足も…というか全身痛い。どうにか、どうにかしなきゃあ…
辺りを必死に見渡す。───あ、あれなら、
「金髪君、しっかり掴まってて！！」
「、おい、何で両腕伸ばしてんだよ君…まさか、」
「そのまさか！！」
「馬鹿、やめろ、…あああああああああああああああああ」
数十m先にあった仮想敵を腕伸ばして掴み、勢いよく腕を縮めて───激突、のちに暗転。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
