第29話（ワンピースネタバレ注意：1040話、1050話） ページ30
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「…」
「(こいつ思考停止しやがった…情報量多すぎたか？)…おい、息してるか」
「…」
「A屋」
「…」
「────A」
「うわぁぁあ！？」
ズザザザザザ＿＿＿＿＿＿ドンッ
シュバッと左耳を左手で押さえながら勢いよく後ろへ下がり、そして勢いよく背後にあった木に背中をぶつけた。
───い、いいいいいい今、耳っ、耳元っ！！声っ！！？
乙女(？)を弄んだ張本人は呆れた顔で私を見返していて、その態度が相手が大人であることをまざまざと痛感させられる。くそっ、私にも耐性があったら…！！
「…たく、たかがこれしきでその反応か
他の連中より度胸があったとしてもガキはガキ、か」
「…？、何か言いました？」
「…」
あ、無視ですかそうですか。もーいい気にしない…気にしてないったらない！！
頭を振ったところで、爆弾投下された数々の事実が脳内を巡る。ってツッコミどころと説明してほしいことで満載だな、このカミングアウト。…聞いたら答えてくれるんだろうか。
ということで、私は恐る恐る口を開く。
「えっと、凪って確かコラソンさんの───ナギナギの実の能力、でしたよね？」
「あぁ。それが覚醒後俺の能力で発動することが可能になった。爆発屋と緑屋にお前の声が漏れないよう念の為張っておいたが…案外静かだったからいらなかったかもな」
「そのことについては理解しました……で、私個人として一番聞きたいのが───」
はた、と止まり俯く。私“このことを”
「麦わら屋の覚醒についてか」
それを見透かしたかのようにトラファルガー先生の声が降ってきた。バッと顔を上げればやっぱりなと言わんばかりの表情をしている。そ、そんなに分かりやすかった…？
「テメェはそこそこ顔に出やしねぇが雰囲気でわかる。平静装うならそれも隠せるようになるんだな」
「それってちょっと無理では？？？」
「なら諦めろ」
「言っておくが麦わら屋の能力について話す時が来るとすれば、それはテメェが話すに足るまで強くなってからだ」
彼の言葉は私の胸にストンと落ちた。
「…何ニヤニヤしてやがる、気持ち悪ぃな」
「気にしなくていいですよ」
変なものでも見たかのような視線を向けられたとしても私は気にしなかった。
──それは裏を返せば、私は覚醒できる可能性があるって、期待してるって意味合いでいいんですよね？
第30話→←第28話（ワンピースネタバレ注意：1040話、1050話）
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
