第17話 ページ18
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この人を───“トラファルガー・ロー”の人柄を知っているからこそ、私はこれ以上拒否することはできなかった。ルフィと出会うまで1人で悩み、苦しみ、それでも立ち続け、戦い続けたこの人を。
世界は残酷だ。あれだけ苦しんだこの人を何でまた独りにしたんだ。何でまた独りで戦わせようとするんだ。…この世界にハートの海賊団はいない、ルフィだって、麦わらの一味だっていないのに。
もうこの人は、孤独に苦しまなくていいハズなのに。
「…条件、呑みます。けどもう1つ───もう1つだけ条件をこちらから要求します」
「何だ」
「もし私が危険な目に合いそうになったとしても、庇うような真似は、遠ざけるようなマネしないで下さい」
「！」
「私は知りたかったわけじゃないのに、貴方の過去をよく知っている。それを思うこっちが辛くて仕方ないんです。だから、その時は一緒に立ち向かわせて。…これが条件です」
「…とんだお人好しだな。それにそのことならもう終わった事だ。同情はいらねぇ」
「同情じゃなくてただのエゴです。自分まで辛い思いしたくないんで。他人の為に神経すり減らすなんてごめんだ
私は私の為に貴方に協力します。私が協力したいから取引を呑みます。条件はただ1つ、貴方が何か危険な目に遭いそうな時は一緒に立ち向かわせて下さい。個性を鍛えるとかそういうのは…おまけみたいなもんです」
「それをお人好しって言うんだ、馬鹿が」
トラファルガー・ローの眉間がピクリと動く。そして舌打ちして何かを呟いた。小さすぎて何言ったか分からないけど、特別気になるわけじゃないから別にいいや。
「交渉成立だ。もし条件を破ったり互いの秘密を第三者に話したら…そうだな、俺はお前の心臓を抜き取って一生それを物質にするか」
「こっっっっっわ、知ってたけどこっっわ。貴方の能力って実は脅しのためにあるとか言わないで下さいよ…？」
「さぁな。…ま、これからよろしく頼むぞ、A屋」
「こちらこそです、トラファルガー先生」
「名前でいい、あと敬語もなしだ」
「表向きは教員と生徒っていう関係なんでそれはちょっと…」
「早速心臓のない生活してみるか？」
「理不尽！！！！！！！」
こうして私達はお互いの秘密のため、お互いの目的達成のための協力関係を築いた。
それが凶と出るか吉と出るか、それは今の私達には神のみぞ知ることである。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
