第34話 ページ35
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広場にいる敵が粗方片付いたと思った矢先だった。手だらけが動き出し、相澤先生と交戦し始めたのは。
そして
「無理をするなよ、イレイザーヘッド」
相澤先生の肘が手だらけによって───“崩された”文字通りに。その光景に一瞬我を失いそうになった。
手だらけから距離を取る為先生が飛び退いた先には2人の敵がいて、私は咄嗟に両腕を連中目掛けて伸ばす。
「！？」
「なんだ──腕！？」
「先生に───」
敵2人の体を腕で巻き付き、拘束できたと確認したところでグッと力を入れる。
「手ぇ出すんじゃ、ねぇぇぇぇぇえええ！！！」
「「うおおおおおおおお！？」」
火事場の馬鹿力とは正にこのこと。男2人を力の限り遠くへとぶん投げることができた。飛んでいった先は湖のあるゾーンで、そこへと2人は落ちていくのが見える。
だから気付いてしまった。岩陰で隠れている緑谷、峰田、蛙吹ちゃんを。
同時に、その事に気を取られてしまっていて、直前まで気付かなかった。
相澤先生に魔の手が伸びていることを。
「かっこいいなあ、かっこいいなあ
ところでヒーロー、本命は俺じゃない」
「っ、相澤先生！！！」
脳剥き出しの、化け物。そいつが先生の頭に手を伸ばしていて。息が一瞬止まった。
今腕を伸ばしても間に合わない！！
絶望しかけた瞬間、
「ROOM───シャンブルズ」
相澤先生が小石になった。───いや、その表現は正しくない。
バッと振り向き、安堵した。
「たく、とんだバケモンを寄越したもんだな…」
「…すまん」
「謝る暇があるならガキ共のとこに行け、抹消屋。3人岩陰で俺達のことを見てやがる」
「───トラファルガー先生！！」
振り向いた先にはトラファルガー先生と、先生の能力“シャンブルズ”で間一髪助かった相澤先生の姿が。
「さっきから思ってた…帽子のお前…個性複数あるのか…？」
「言っておくがテメェらの言う“個性”と俺の“能力”は違ェ」
「は…？」
「ま、教えてやる義理はねぇからこれ以上は言わねェがな」
手だらけがトラファルガー先生に気を取られている隙に、私は彼の傍に走り寄り話しかける。
「トラファルガー先生、あいつ何とかなりそう？」
「誰に言ってやがる」
「じゃあ相澤先生と避難してるね」
「勝手にしろ」
お互いの顔を見ないで交わされる会話。まるで昔から互いのことを知っているかのようなそれに、相澤先生はギョッとした顔で見ていた。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
