呪霊が28体 ページ30
鏡の前でネクタイをしめる
目の前には正装を着た高身長の青年がいつもより輝きを放ちながら佇んでいる
いつもは隠されている言葉では表しようのないほどの幻想的な瞳は、今は曝け出されている
自他ともに認めるAの美貌は、正装によってより一層磨きがかかっていた
いつもかけている真っ黒なサングラスを手に取りかける
父の代理､五条家の後継ぎとしてのパーティーへの出席は初めてではないものの、もちろん前向きの姿勢ではない
あちこちから刺さる品定めの目線、自分の年齢を知りながらも男女構わず声をかけられる夜のお誘い、ふつふつと湧き上がる呪霊
最悪以外の何者でもない
普通パーティーでは呪霊のイメージと結びつかないが、裕福層特有の雰囲気にあてられた人や話の駆け引きで感じた苛立ちなどから、よく呪霊は生まれる
そう、究極にめんどくさいのだ
盛大なため息を1つ
意識をタワーの最上階付近に向ける
そこから感じとれる呪霊の存在
後悔
憎悪
憎しみ
復讐
悲しみ
焦り
どうやら今回の呪霊はヴィランのみが生み出したわけではないようだ
ヴィランがどうやって侵入したのかも気になりつつも部屋を出る
わざとらしく音を立てて歩く姿は、すれ違う誰もが見惚れていた
.
「まさかこんなに若い方だったなんて…!」
「これは将来の五条家も安定ですな」
「現当主様に似て賢いお方だ」
「ぜひ婿にほしい逸材だ!」
次から次へと挨拶に来る人たちは皆同じ顔と似たような言葉を身に着けている
海外でも知る人ぞ知る注目の家系としてそこそこ有名な五条家の時期当主とコネを作ろうとしているのは丸分かりだ
Aは心の中で放送禁止用語を連発させながら口では最低限の会話をし、英語が飛び交うホールのある人物たちに聞き耳を立てていた
「博士、良ければ飲み物を頼みましょうか?」
「あぁ。助かるよ、サム」
今回のパーティーの主役とも言える、デビット・シールド博士
側にいるサムと呼ばれた中年の男はおそらく助手だろう
彼らの背中からはチラホラと負の感情が溢れ出ている
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五条先生の誕生日に間に合わせようとしたけど無理だった…
とりまHPB五条先生
で、思ったけどAくんの誕生日どうしよう
同じ日がいいかな。違う日がいいかな
なにか意見あれば欲しいです
P.S.この映画編だいぶカットします。すいません。難かったんです
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琥珀ちゃん - 200票目失礼します‼︎‼︎すごく面白くて自分の好みにぴったりですので、更新ゆっくり頑張ってください‼︎‼︎ (2023年3月7日 0時) (
レス) @page31 id: aa1694b802 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 更新をゆっくりとお待ちしております。 (2022年2月14日 21時) (レス) id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
ケイジ白亜(プロフ) - 46猫さん» 頑張ります!!応援ほんとうにありがとうございます!! (2021年12月18日 12時) (レス) id: be602eea96 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - これからも更新頑張って欲しいです!応援してます! (2021年12月16日 21時) (レス) @page30 id: 0e9ac0fa1e (このIDを非表示/違反報告)
ケイジ白亜(プロフ) - 黒猫さん» 神が私を神と認めてくれた。神気取りではっちゃけてやろ。いつも本当にありがとうございます。頑張ります!! (2021年12月5日 21時) (レス) id: be602eea96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイジ白亜 | 作成日時：2021年10月25日 21時
