呪霊が22体 ページ24
Yaoyorozu side
派手すぎず､それでいて華やかな着物を身につけ、改めて車で五条家へと向かう
着きました。そう言われて車を出ると、そこにはウチの門の倍ほどある敷地と立派な屋敷がたっている
色々な時代を見てきたような、そんな貫禄を出している屋敷に一歩踏み入れる
「ようこそいらっしゃいました」
そこに並んでいたのは和服を着た男女たち
後ろにいるじいやとは違い、日本文化を重んじているように感じた
案内された客間には1人の男性のみが座っていた
父が声を低くして問う
「本日はご主人お一人ですか?」
「ええ、申し訳ないです。こちらから申し出たにも関わらず
早急に息子を呼び戻していますので、すぐに到着いたします」
そこで目の前に座っている方が五条家当主であると気がついた
それから十数分、軽い世間話をしていると外が騒がしくなる
皆集中が襖の向こうに向いた瞬間
勢いよく開けられた襖から雄英高校の制服とサングラスをつけた男性が現れた
「着たかA
礼儀を弁えろ。来客の前だ」
『嘘つけ。何が来客だ
お前にとってモルモットでしかないだろ』
2人の姿はどこか似ているようで似ていない
容姿、声、雰囲気、話し方
どんどん雰囲気が悪くなっていくようだ
ズレたサングラス越しから見える、なんとも幻想的な瞳がこちらを捉える
『悪いけど、婚約の話はなし
遠いとこお疲れ。帰りは手配させるよ』
「Aッ!!、ぐ、ハッ」
怒りを顕にした五条さんはAさん(と呼ばれた男性)の名前を叫びだした途端、苦しみ始めた
何が起きているか分からないこの場で、取り敢えず助けなければと立ち上がる
『ただの持ち病だ。おい』
開けっ放しの襖から様子を見ていた少し歳をとった男女が中へ入り五条さんを奥へと連れて行く
『お､僕たちに婚約なんて早すぎる
それに、あんたらだって愛娘に個性婚なんてさせたくないだろ?
わかったなら帰りな
あ、茶菓子あるじゃん』
置かれてあった葉桜の形をした茶菓子を食べだす
あまりの出来事の早さに目をぱちくりさせる
「失礼いたします。A様…」
先程の女性が奥から申し訳無さそうに顔を覗かせる
無言で立ち上がったAさんはため息を付きながら奥へ消える
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琥珀ちゃん - 200票目失礼します‼︎‼︎すごく面白くて自分の好みにぴったりですので、更新ゆっくり頑張ってください‼︎‼︎ (2023年3月7日 0時) (
レス) @page31 id: aa1694b802 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 更新をゆっくりとお待ちしております。 (2022年2月14日 21時) (レス) id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
ケイジ白亜(プロフ) - 46猫さん» 頑張ります!!応援ほんとうにありがとうございます!! (2021年12月18日 12時) (レス) id: be602eea96 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - これからも更新頑張って欲しいです!応援してます! (2021年12月16日 21時) (レス) @page30 id: 0e9ac0fa1e (このIDを非表示/違反報告)
ケイジ白亜(プロフ) - 黒猫さん» 神が私を神と認めてくれた。神気取りではっちゃけてやろ。いつも本当にありがとうございます。頑張ります!! (2021年12月5日 21時) (レス) id: be602eea96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイジ白亜 | 作成日時：2021年10月25日 21時
