4話 ページ5
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翌日、午前中は案外普通だった授業をこなす
そして待ちにまったヒーロー基礎学
転ちゃんの大好きなオールマイトが担当する授業
特別ワクワクしているわけではないが、くさってもヒーロー志望
ヒーローになるための一歩を踏めると思うと当然テンションはあがる
「わーたーしーがー
ドアから普通に来た!!!」
ガラガラと独特な姿勢でドアを開けて入ってきたオールマイト
教室にわっと歓声が広がる
オールマイトが話しながら懐から出したカードにはBATTLEとカッコよく書かれている
「早速だが、今日はコレ!
戦闘訓練!!」
え、いきなり実践?
今に始まったことではないが、雄英の突然には驚かされる
例えば相澤先生の体力測定とか、体力測定とか、体力測定とか…
授業内容を一通り話したあと、ガチャンと音がした
皆で音のした方を向くと、壁からジュラルミンケースが入った棚が出てきた
金やばいだろうなこれ
中には入学前に頼んだコスチュームが入ってるらしい
皆の士気が更に上がった
更衣室でケースを開けると、そこには要望通りのコスチュームが仕舞われていた
コスチュームと言っても、俺のは私服に近いような感じだ
上はパーカーで下はちょっと控えめなサルエルパンツ
自分のセンスのなさを自覚した上で、絶対変にはならないように考えた結果である
そして無理を生じて頼んだヘッドホン。まさか作れるとは…
ヘッドホンには、検索機能､地図案内機能､ラジオ､通信､電話などを搭載している超ハイスペックなサポートアイテムだ
音声認識機能もあるのでとっても､いやめっちゃ便利
黒をベースに青のラインが入ったシンプルなデザインもありがたい
手にはオシャレとしてのフィンガーレスグローブを、足はトレンカをはく
これ取り入れた人天才だろ。めっちゃコスチュームにあってるんだけど
「ケイのコスチューム、なんか私服みたいだな」
コスチュームに感動していた俺に話しかけてきたのは上鳴と切島
『まぁそうなるように頼んだしな。上鳴と切島はカッコいいな』
名字ではなく名前で呼んでくれと頼んだらすぐに名前で呼んでくれた2人は、ヒーローらしく､なおかつ自分らしいコスチュームを纏っていた
「だろ!!めっちゃ試行錯誤したんだぜ!」
「俺はどうやったら漢らしいコスチュームになるか苦戦したぜ…」
彼らは自分たちのコスチュームを見ながらそう言った
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作者名：ケイジ白亜 | 作成日時：2021年10月15日 22時
