家庭教師の伊野尾さん

22話 ページ24

Aside




さっきまでベットの上でゴロゴロしてたのに



ピタリと動きが止まる先生





「‥先生‥？‥っ」






慧『‥ごめん‥っ‥ちょっと‥さ‥』





「‥せ‥んせ‥」






ふわりと先生が抱きついて来て




私の肩に顔を埋める





慧『‥ふぃぃ‥よし、もう大丈夫っ！起きよっか！』






「ぇ、ちょっ‥ちょっと先生っ」







私の話を聞かずに、リビングへと降りて行った







でも、私は見えた






先生の目が赤くなっていたこと





泣いてたこと‥









あまり、触れちゃいけないこと‥









「いただきます」




慧『いただきますー！めっちゃうまそー！』





朝食は、私が作った和食




ほんとごく一般的な和食





ねぇ、なんでそんな悲しい顔するの‥？





私には疑問しかなかった‥

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