自作自演カレシ 2章 《Kei inoo》

28話 ページ5

Aside



誰かに見られてる感じはあった


ここ最近、大学に行っても誰かにつけまわされてる感じ‥



まさか、殺 しに来るって


それに、山田涼介って



「慧‥私その人と‥友達‥」



慧『‥は？！』




驚いたように、私を慧の目線に合わせられる


でも、彼も高校同じだし‥知ってたんじゃ‥




慧『‥‥ぁ‥そーだ、俺‥』



「ん？‥どーしたの」




慧『あいつも、Aが好きで‥俺も好きで‥取り合いになって‥それで俺が同じ大学に行くことになって‥俺が勝ったんだ‥』



「そ、そんなことがあったの？！」



私全然知らない‥


でも確かに、慧はあまり高校で会わなかったけど



涼介は高校でよく会ってたからな



慧は裏で動いてたわけか‥



って、そんなのどうでもいいんだけどね




「これから、どーしよう‥大学でも付きまとって来るのかな‥」



慧『‥多分ね、大ちゃんと光にも言っとくから‥大丈夫‥殺されないよ』



「‥うん‥」



これが吉と出るのか



凶と出るのか




それが決まるのは




もう少し先のお話‥









歯車は、ギシギシと音を立てながら



回り出した‥

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