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14. ページ15

一「おい!A!」


一ノ瀬四季は倒れた咲夜を抱え起こそうと
しゃがみ手を伸ばすが…



無「触れるな」

無陀野無人の一声で彼の手が止まる


無「頭を強く打っていたらどうする?
下手に動かすと命取りだぞ」


一「た 確かに…」


無「Aは俺が部屋まで連れていく
お前らはここで待機だ」


彼はまるで繊細なものを扱うかの様にAを抱きかかえ
船内へと入っていく


一「わかったよ」


遊「・・・」



















波の音と共にふかふかな何かに包まれている感覚


A「んっ…?」

目を開けると目の前には真っ白な景色が広がっていた


『ここは船の中で 私はベットの中にいる』


気づくまでにそう時間はかからなかった



A「私はまた…」

真っ白な天井に手を伸ばす






?「覚めたか?」

A「・・・」


声のする方向に居たのは


無「どうした まだ調子でも悪いのか?」



無陀野 無人
ベットの横に椅子を置き そこに座っていた

暇さえあれば傘で筋トレをしているのに…珍しい



A「二度寝できて調子はすこぶるいい…
  どっちで呼べばいいか迷っただけ」


無「ここには俺しか居ない 好きに呼べばいい」


彼は羅刹学園の教師で1年生の担任であり


A「無人君がここまで運んでくれたの?」


無「重くなったな」


咲「むっ それは私がデブだとディスってるのかな〜?」


無「成長したって意味だ」


A「いや 素直に喜べるか!!!」





月時雨Aの後見人である





無「あと10分ほどで京都に着く 準備しておけよ」


A「ねぇ」



椅子から立ち上がった無人君の腕の裾を掴んだ



無「・・・」


A「ごめん…やっぱり何でもない」


というのは嘘である
やっと2人きりになれたのだ
出来るならまだこの時間に浸っていたい


A(でも今は無人君は教師で私は生徒
我儘は良くないよね…)



無「…A」


彼はAの頭を優しく撫でた


A「!」


無「次は遅れないようにな」


A「うん…次はたぶん大丈夫」



私はベットから起き上がり準備を急いだ

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れい - むだ先がいるうううう しかもおもろいいいい続きも待ってまーす (2022年8月29日 10時) (レス) @page32 id: 9706398978 (このIDを非表示/違反報告)
よるくん(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいました!続きも期待しています! (2022年7月13日 13時) (レス) @page32 id: d154af978e (このIDを非表示/違反報告)
Kei(プロフ) - かーちゃんさん» ありがとうございます(嬉) かーちゃんさんも体調にお気をつけてください‪ஐ‬⋆* 12話はわざと抜いてるので後に追加しますね!(ง˶ •̀ ̬•́˶)ง (2021年12月28日 20時) (レス) id: 4cdbefc8fd (このIDを非表示/違反報告)
かーちゃん - 面白くて続きが気になります!体調に気をつけて更新して下さいね。それと12話が抜けているので後で追加してくれると嬉しいです!これからも頑張って下さい! (2021年12月28日 17時) (レス) @page13 id: bf5c57f444 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kei | 作者ホームページ:http://Kei_yume62  
作成日時:2021年12月1日 21時

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