King of the Stone World ページ9
完成したナイタール、つまり復活液を手に私達3人は杠さんのいる大きなクスノキにいた。
大樹「その水をかければ杠が復活するんだな！？」
A「一応試しにバラッバラのツバメにかけてみたら、ちゃんっと死体に戻った」
大樹「なんとバチ当たりなやつだー！」
A「そんな事言わないでよー。一生懸命くっ付けてから復活液かけたんだからさぁ〜」
千空「既に死んでた奴は助けてやれねぇからな。尊い犠牲だ、念仏でもあげとけ」
大樹「おぉぅ！ナンマンダブ、ナンマンダブ」
A「
そして杠さんに復活液をかけようとしたときだ。
大樹「っ！待て！千空！！」
千空の目に大樹の指がそれぞれささる。
大樹「杠は裸だ！」
あー……。。。
大樹「ダメだ、このまま復活させては！」
確かに女の子なら顔面を紅潮させて恥ずかしがるだろうね。＿＿＿余程、変わった子じゃなければ。
一方で、千空君はどうでもよさそうな顔をする。
千空「まっっったく非合理的なバカ言い出しやがった，ど〜〜でもいいじゃねぇか。この非常時のストーンワールドでよ！！」
A「彼女と私は初対面だし、君ら二人ならまぁ良しとして流石にちょっと……」
確かに、どうでもよくないかもしれない。
千空「いきなり尻見せだろうがチンコ丸出しだろうが気にしねぇよ、誰も！」
大樹「杠にチンコなど無い！」
A「話、ズレてるよ？」
どうしよう。
確かにどうでも良くはないハズなのに、こんな話し合い？をしていると大切なことを忘れてく気がする。
大樹「ともかく、キャンプに連れ帰って服を着せてからだ」
そう言ってﾋｮｲｯと石像を持ち上げる大樹君。
千空「ﾋｮｲって何キロあるんだその石像」
A「一応、石像なんでしょ？」
大樹「杠はデブでは無い！」
千空「論点そこじゃねぇ……」
そのとき、すでに私達の近くに危険は迫っていた。
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作者名：悠璃 | 作成日時：2021年7月2日 21時
