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「情報戦が始まるのは来年の春」
俺の右肩にAちゃんは左手を置いて、誰にも聞こえないように配慮しつつ言った。
驚いていたらAちゃんは消えていなくなってたしね。ジーマーで、俺今どこにいるか分かんないんだけど。
犬鬼灯集めるのに夢中になりすぎちゃって、なんとなくしか覚えてないんだよねぇ〜〜
しゃーない、元来た道は多分あっちだし、がんばって帰るか……
A side
思った以上に上手く事が運んでいて良かった。
千空君があのとき狼煙を上げていた人と合流出来たことはとても良いことだ。
しかも村があって、その村に科学使いが居た、だなんて嬉しい特典が付き過ぎている。
こんな短期間で『電気』まで進めたのは、恐らくその原始的な村の科学使いのお陰だろう。
その科学使い君が鉄か何かを多少なりとも集めていたお陰だと思う。そうでなければこんな短期間にここまでこれるとは思えない。
その科学使い君、凄く面白そうな子だと思う。
原始的な村と言っていたのだから、一般的な基準としては�犖胸賄��瓩覆鵑世蹐Α�
それこそ狩猟や採集で生活するような。
なのに鉄を集めるなんて。
知っていて集めたのかただの偶然か。
知っているとしたら、どうして＿＿＿＿？
……！
いや、まさか……ね。
まさかそんなことある訳ないわよね、
石化からの生き残りが
でも、ありえない話ではないはずだ。
地球だけに石化光線が当たったとしたら？
そう、
上は？そう、空。
……まさかね。
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作者名：悠璃 | 作成日時：2021年7月2日 21時
