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とりあえず、司君にバレないように証拠隠滅のための作業を行った。余分な足跡を消し、千空君が倒れていた部分の土を隠す。
杠「首が治るなら、バラバラの石像もひっつけて復活液かけたらつながりましたー！みたいなことないかな〜？」
千空「しょっぱなに試したが、バラバラ死体に戻るだけだったな。こんな修復力が高ぇのらなんで＿＿＿」
千空君と顔を見合わせて、同時に頷く。
同じことを思い付いたらしい…
千空「杠、雑な大樹じゃ100億％ムリだ。手芸部ウルトラ器用のテメーにしか頼めねえ」
A「本当にキツいけど…大丈夫？」
私は杠に内容を囁く。話が終わると杠さんは冷や汗を垂らす。……うん、ごめん。無茶苦茶なことを言っている自覚はある。
杠「ワ、ワァァオオ……ホントのホントにメチャクチャ大変だ〜でもやる！」
千空「ｸｸｸ、えらい軽いな」
杠「手芸は根気ですから」
玲「頼んだよ、杠さん」
杠「うん、頑張る」
大樹「なんだ、内緒話か？ズルいぞ！俺も混ぜろー！」
すっかり忘れていた大樹君が話に混ざってくる。
杠「んっと、これから司くんのとこに戻ろうかな−って」
大樹「あぁそうか！司のとこか！なに！？」
あぁ。いつものパターンか。
段々と彼…大樹君の行動が読めてきた私は、悪気がないのが恐ろしいと全く別のことを考えていた。
大樹「なんでだー！？千空を死なせた危ない男だぞ！いや死んでないが！たしかに元はいい奴だが…じゃなくて，少なくとも司は千空を殺したと思って…」
千空「ｸｸｸ，それこそが今回の大戦果じゃねえか」
よくわかっていない大樹君に噛�A佞い得睫世垢襦�
A「司君は千空君が死んだと思ってる。けれど私達がスパイとして潜入すればいつでも彼の居場所が解る」
千空「あぁ、こんな有利なバトルはねえ」
大樹君は内容を理解したのか目を見開く。
千空「ミッションの詳細は杠に伝えた。大樹、テメーは杠を守れ、雑なアタマは余計なこと知らねえ方が強ぇからな」
大樹「ああ、わかった。任せろ！」
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作者名：悠璃 | 作成日時：2021年7月2日 21時
