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やっとこさ完成した復活液を持って外に出る。しかしなかなか大樹君はかけようとしない。
千空「急いでるっつってんだろが！デカブツ！」
イラついた千空君は無理矢理ツボをひっくり返し、復活液を杠さんにかける。
大樹「うおお！いきなりバシャッと！なんかもっとこう……あるだろー！」
今のこの状況でできる訳無いだろ？！復活液が杠の石像に流れる。なかなかヒビが入らない。
大樹「……何も起きんな！大丈夫だ！杠！大丈夫なのかー！？」
A「
千空「石化は一種のコールドスリープ、身体の微量金属元素で作った保護膜みたいなもので謎原理な元素の位相ズラシ…石化状態をキープしてる」
大樹「難しいな！なんだかとてつもなく！」
A「ただの仮説。要はその膜をナイタール液しみじみで一部でもブチ破れば」
杠さんの石像にヒビが入る。
千空「そこから
杠、というらしい女の子の石化が解けて大樹君は涙を流す。
大樹「杠！！分かるか？杠ー！！」
杠「大樹、くん…？」
大樹「ああああ！すまん！3700年も待たせてしまった。すまん……！」
待たせてごめんね、杠さん。
杠「ふふふ、分かんないよ、なにも。起きたばっかだもん…でも，は〜ん，さてはあれだこれ。大樹くんが助けてくれたんだねワオ……ありが…とう……」
大樹「俺じゃない，全部千空とAのおかげだ。2人が1年がかりで復活薬を……」
A「stop、そこまで」
いい空気になってるとこ悪いけどねぇ。
千空「ｸｸｸ，感動の再開たけなわんとこ悪いがな。司が戻る前に即決めろ！」
A「選択肢は2つね、プランA！今から逃げてどこか遠くで生きていく」
私の意図を読み取った千空君が続く。
千空「プランB！全員で戦って司の殺人を止める！文明の、武器の力で……！！」
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作者名：悠璃 | 作成日時：2021年7月2日 21時
