10 玉森side ページ10
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「で??昨日のミツの話ってなんだったんだ?」
今日はAを慰める会なのにビール一口飲んでいきなりそれ?
二階堂を呆れながら見るも、やっぱり俺も気にはなってる。
「わかんないの。美味しいご飯食べさせてもらって、バーに連れてって貰った。」
「バー・・・?」
「チャラ・・・、」
「・・・うん。」
「なんだそれ?それってミツ、Aの事、むぐっ、」
とりあえず全部言いそうになる二階堂の口を塞ぐ。
「なんだよ玉っ、」
「ばかやろ、ミツが敵とか恐ろしすぎんだろ?Aがまだ気付いてないんだからおまえ黙ってろっ。」
小声で二階堂に耳打ちして、Aがなにー?教えてー?なんてブー垂れてるけど、ごめん、無理だよA。
二階堂もそっかって納得した顔してなんでもないよってぎこちない笑顔。その白々しい顔なんとかなんねーのかよ。
「ミツとご飯、楽しかった?」
一応ね、聞いとかないと。
「・・・意外と。とりあえず連れてって貰った居酒屋が美味しすぎて無言で食べまくって飲みまくっちゃった。」
「無言で楽しいわけ?」
「・・・なんだろ。ミツの事、苦手だったけど二人になるとそこまで気使わなくて良かったっていうか。よくわかんないけど。」
・・・やばくない?
普段、社内では北山さん、って呼んでるけど影ではミツって呼んでる俺達。
鬼ミツになったり
怖ミツになったり
ふてミツ、デレミツ、チャラミツ、とその時々に応じて色々と名前を変えて話してたんだけど・・・
チャラミツ、出ちゃってんじゃない?
まさかAにそんなの発揮してくるとは思いもしてなかったし。
「だからさ?ついついミツの前で不覚にも私、泣いちゃって。「「え?!?!」」
「酔ってたのもあるんだと思うし・・・偶然太輔と行ってたバーだったんだよ。そこでいつも飲んでるカクテル口にしたら、・・・気抜けちゃったよ。バカだよね。」
「ミツ、なんて?」
「失恋でもしたか?って。すぐ確信つかれちゃって、正直に言っちゃったよ・・・。」
やばいやばいやばすぎる。
何をどうしたらそんな展開?
いきなりミツにそんなプライベート暴露するAにも、暴露させるミツにもびびる。
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Haru(プロフ) - はちみつさん» はちみっつぁん♪やっぱりみっくん推しなだけあって待ちきれないですよね(笑)なんとかはちみっつぁんにもニカ玉いいじゃんって言って貰えるように頑張りたいです(笑)お互い完結に向けて頑張りましょう(笑) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - Runaさん» Runaさーん♪やっぱり薄々勘づいておられたのですねっ、さすがです(笑)今のとこなんとなくガヤさんが一番不利な感じもありますが元カレパワーで物にしますので(笑)みっくんエンドまで気長にお付き合い下さい(^^) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 何処まででも!(笑)ありがたきお言葉(笑)四パターン、上手くかけるか未知ですが頑張ってみます(^^)しかもみっくんだけ特別かっこよくならないように注意しながら(笑)ありがとうございます! (2019年7月28日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 四人それぞれのハッピーエンド!大変そうですけど色んなエンドが見られていいですね(´∇`)どうしよう、北山さんがラスト…それまで待てるかしら。笑 沢山連載も抱えてるので大変だと思いますが続き楽しみにお待ちしてます♪ (2019年7月27日 10時) (レス) id: 396922a86c (このIDを非表示/違反報告)
Runa(プロフ) - もしかして、そうなのかな?と思ったら…!4人それぞれのハッピーエンド!!楽しみです♪ガヤさんがどう盛り返してくるのか…一番気になります! (2019年7月27日 9時) (レス) id: 929557de91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年5月16日 14時