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7 北山side ページ7

Aが大阪に行った2週間の間、オレも仕事が立て込んでた。


電話も深夜だしやめとこかな、とか。

結局Aからは連絡ないし。





ダメだな。



オレ会えないとダメだ。


元々仕事人間なオレはAに会えないと以前のオレみたいに仕事以外の事考えらんなくなる。


Aの事想わない日とかも正直出てきたり・・・


でもふと寝る前に、思い出したりするんだよな。



疲れ切った身体で寝落ちする瞬間とか。









そんな時前付き合ってた理沙と再会した。


数年前までグラドルだった理沙は今は女優業に転身して成功してる。


付き合ってる時からお芝居やりたいって言ってたもんな。


すげーなって思う。


びっくりするけど、深夜に近くのコンビニでばったり。


「ヒロミツ・・・?」


「理沙・・・。」




お互い眼鏡にハットにマスク姿でもすぐわかった。


理沙の甘ったるい声。


変わってない。



一瞬で付き合ってた頃がよみがえる。


そんなに長く付き合ってた訳じゃないけど、すげー好きだった。






浮気されたんだよな。



あれはマジで悔しかったし凹んだ。


でもしょうがない。


後で思うと全然構ってやれてなかったし。


言われるまま付き合って構ってやらないオレの事不満に思うのは当然かな、とか。



浮気されて別れを選んだけど実はオレの方が罪悪感あったりする。


理沙のオレに対する気持ちに甘えてた。


フェアじゃなかったよな。






ちょっと話せないかな?って言われてオレの車に乗せた。



とりあえず車を走らせる。



「・・・ほんと久々だな。


仕事頑張ってんじゃん。」



「ありがとう。やっと好きな事出来てるから楽しいよ。」



今は主演とはいかないまでも次から次にオファーがあって休みもないらしい。


「・・・ヒロミツ。あのね?


前付き合ってた時の事なんだけど。


今更なんだけどずっと気になってて・・・」


「浮気したことおー?」



軽く聞いたつもりなんだけど、黙っちゃった。




「なんだよ。もう昔の話しじゃん。」



「ごめんなさい。あの時ほんとにヒロミツの事好きだったのにバカな事したってずっと後悔してた。」


「どっちかっつーと謝らないとって思ってたのはオレの方だよ。

理沙に他の男が入る隙間作ったのはオレだろ?」


「・・・そんなふうに思ってくれてたの?」



「まあ、後からね。よく考えたらオレが悪かったよ。」




「・・・私の事好きだった?」


真剣な理沙の眼差し。

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設定タグ:北山宏光 , 錦戸亮 , 大倉忠義   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» 書き始めた頃の作品でなんだか恥ずかしいですがコメ下さって嬉しいです♪こちらの元カノが主人公になったお話も書いております。片思いの彼、という作品もよろしければ(^^)なぜみっくんが浮気をしてしまったか、の詳細があります(笑)いつもありがとうございます! (2020年8月7日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - こんにちは。元カノが出てきたりやっちゃったり、不謹慎ながら楽しい展開になってきてわくわくしてます。みっくん小説が好きすぎて読むのが止まりません。 (2020年8月6日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2017年11月29日 14時

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