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錦戸さんとの電話を切ってからしばらく動けないでいた。
もう会わないってちゃんと言えた。
錦戸さんも今までの事忘れよって。
忘れよって言われたら寂しくなってしまったけど、しょうがないやんな？
これ以上欲張ったらバチが当たる。
でも、何もなかったみたいに会えるんかな？
･･･無理やろ。。。
ごちゃごちゃ考えてたらみっくんが来てくれた。
「･･･話してきた。」
まだなんか顔つき険しいけど、会いに来てくれた。
錦戸さんとの電話で複雑な心境やったのもあって、堪らずみっくんに抱きついた。
そっと腕回してくれる。
･･･どんな話ししてきたんやろ？
「･･･Aー。」
なんか疲れてるみたい。
そうやんな？しかもみっくんにとっては先輩なわけやし。
「みっくん？嫌な思いさせてごめんなさい。」
顔上げてそう言うと呆れたような表情で
「･･･そうだよ。オレマジでおまえの事になると余裕ないんだから、こういうの勘弁して？」
ってもっかい、抱きしめられた。
「でも元はと言えばオレが理沙と会ってたからだよな？オレのせいだ。」
ごめんって、抱きしめる腕に力が入った。
錦戸さんとキスした事、許してくれるんや。
私が逆の立場やったらどう思うんやろ･･･。
みっくんの部屋で女の人の匂いしただけでめっちゃうろたえてるのに。
「みっくん。私みっくんが他の女の人とキスしてるって想像するだけで無理やわ。」
「･･････」
「ほんまに私が悪い。みっくんのせいなんかじゃないし。」
「･･･Aはもしオレが他の子とキスしてたらどうすんの？」
「･･･わからへんねん。考えるだけで怖いし。みっくんが怒るんも当たり前やん。」
「Aもめっちゃ怒るかな？」
「怒るよりも悲しくて自暴自棄になりそうやわ。」
「･･･そっか。それくらいはオレのこと好きって事でいいですか？」
「･･･もちろんです。」
ギューッてしたまま。
みっくんがやっと優しい顔で見つめてくれる。
みっくんのキスを受けながら久しぶりに安心出来てほっとした。
もう大丈夫。
みっくんのこの香り大好き。
石鹸みたいないい香りでさわやかな感じ。
あの甘い香りはみっくんには合わないと思う。
大好きが溢れてまたギューッって抱きしめた。
これでやっといつも通りやんな？
･･･そう思ってたのに。
後日あの香りを身にまとってる人と遭遇する事になる。
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» 書き始めた頃の作品でなんだか恥ずかしいですがコメ下さって嬉しいです♪こちらの元カノが主人公になったお話も書いております。片思いの彼、という作品もよろしければ(^^)なぜみっくんが浮気をしてしまったか、の詳細があります(笑)いつもありがとうございます！ (2020年8月7日 12時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - こんにちは。元カノが出てきたりやっちゃったり、不謹慎ながら楽しい展開になってきてわくわくしてます。みっくん小説が好きすぎて読むのが止まりません。 (2020年8月6日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2017年11月29日 14時
