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38 北山side ページ38

こんなふうに欲望剥き出しで女の子抱いたことなんてない。


Aに裏切られたと思ったら取り戻してやるって、独占欲に駆られて力任せにAのカラダに溺れてった。


なんで、他の奴なんかに触らせてんだよ?


思えば思うほど上書きしたくてAの唇に貪るように吸い付いた。


はじめは少しの抵抗を見せてたAも、そのうち大人しくなった。


Aのカラダ中にオレのシルシをつけたくて堪んなかった。


吸い付く度にAの顔が歪んでたけど、そんな事どうだっていい。


・・・おまえはオレのなんだから。


自分の欲望をぶつけてるだけで、正直Aが感じてるかなんてどうでも良かった。


・・・でも今にもオレのが入りそうなくらいのAのナカ。


それに気づいたら少しだけ冷静になれた。


「みっくんの事好きやから・・・」



って涙を流したAに一気に罪悪感でいっぱいになって同時に愛しさがこみ上げた。


Aのナカにゆっくり入ってく。


Aも腕を回してきた。


そのまま、またキスを繰り返しながら、今度はAからも舌を絡ませてきた。


・・・なんだよ。


他の男とキスしたって、絶対許せないけど、今のAとのキスはどうしたって気持ちいい。


昂った気持ちのままで、キスしながらあっという間に果てた。


荒い息遣いのまんま、Aが抱きついてきた。


「みっくん、ごめんなさい。」


「・・・嫌だ、絶対許さねえかんな。」


「・・・もう彼女ではいられへんかな?」


真剣に聞いてくる。


「・・・バカ。オレの彼女だから許さねえって言ってんの。」



なんでわかんないんだろ・・・


「・・・じゃあ、彼女から聞いてもいい?」




・・・今なら上手く言える。


「みっくんは、他に女の人いるの・・・?」


「・・・いるわけないじゃん、何言ってんの?」


「だって、あの甘い香りがどうしても気になってんもん・・・」


「あれは藤ヶ谷が付けてたのがあんまりにもいい匂いだったから、ちょっと借りてただけ。でも自分で付けてみたらキツかったからすぐ止めたの。」


・・・苦しくないよな?大丈夫だ。


「・・・そうなん?


私バカやん。。。」



「ほんと、バカだよ。」


言いながらAの頭を抱き寄せた。


「・・・錦戸くんに頼んのだけはもうやめて?

マジですぐオレに聞いて欲しかった。」



・・・本当はそんな事されても困ってたはずなのに、自分の嘘を塗り固める為にまた嘘をついた。

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設定タグ:北山宏光 , 錦戸亮 , 大倉忠義   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» 書き始めた頃の作品でなんだか恥ずかしいですがコメ下さって嬉しいです♪こちらの元カノが主人公になったお話も書いております。片思いの彼、という作品もよろしければ(^^)なぜみっくんが浮気をしてしまったか、の詳細があります(笑)いつもありがとうございます! (2020年8月7日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - こんにちは。元カノが出てきたりやっちゃったり、不謹慎ながら楽しい展開になってきてわくわくしてます。みっくん小説が好きすぎて読むのが止まりません。 (2020年8月6日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2017年11月29日 14時

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