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21 錦戸side ページ21

ドア開けるなりブスってしてる大倉。

なんか飲むか?ってとりあえずビールを渡す。


何も言わず受けとって一気飲みしてる。



・・・まあ、親友の彼女たぶらかしてるオレなんか普通殴られても当然やんな。

しかも、大事な幼なじみ?やし?



でもさっき北山の顔見たらイラついて黙ってられへんかった。

何してんねん、こいつって。




でも、こういう時の大倉ってマジで大人で冷静や。

オレとは真逆。


「亮ちゃんAの事本気なんやろ?」


真剣に聞かれたら真面目に答えるしかない。


「うん。好きになってもうた。」




「・・・でも、悪いけど、あいつは北山やから。マジで引いてくれへん?」

頼むし、って頭下げられた。




・・・完敗やな、オレ。


なんっも言われへん。


でも悔しいからなんか言い返したんねん。

「でもAもオレといて嫌じゃなかったんちゃうかな?」


「だから付け入るような事すんなって。」


・・・やな。おまえの言う通りやわ。

ため息出るわ。



「わかったわ。でもAが幸せやないなら遠慮せえへんから。」


めっちゃ悔し紛れに言うたった。



「・・・もしそうやないとしてもほっといたって。そん時はオレが何とかするし。」


って。マジで大事やねんな。





あかんわ。北山の彼女な上に大倉の妹分て。


最初から勝負もさせて貰われへんやん。


「オレ諦められんのかな・・・」


あっ、心の声出てもた。


「大丈夫やん。亮ちゃんなら選びたい放題やろ?」

ニヤって笑ってビールもう1本!って勝手に冷蔵庫開けに行ってるし!




かなわんな、大倉には。

ほんまのとこ、メンバーを影で支えてんのこいつやなって思う。

オレとも険悪にならんようにこうして接してくるあたり。


ここは大倉の顔立てて、もうAと会わんようにせなあかんってマジで思った。


「聞いてよー大倉あ。」


こうなったら失恋の痛手を全部こいつにぶつけたんねん。


そっからはオレん家にあるだけの酒全部出して2人であーだこーだ言いながら飲んだくれた。


大丈夫。

まだAとは会ったばっかりやったやん。

すぐに忘れられる。




自分に言い聞かせながら飲み潰れた大倉に布団を掛けた。

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設定タグ:北山宏光 , 錦戸亮 , 大倉忠義   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» 書き始めた頃の作品でなんだか恥ずかしいですがコメ下さって嬉しいです♪こちらの元カノが主人公になったお話も書いております。片思いの彼、という作品もよろしければ(^^)なぜみっくんが浮気をしてしまったか、の詳細があります(笑)いつもありがとうございます! (2020年8月7日 12時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - こんにちは。元カノが出てきたりやっちゃったり、不謹慎ながら楽しい展開になってきてわくわくしてます。みっくん小説が好きすぎて読むのが止まりません。 (2020年8月6日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2017年11月29日 14時

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